【2023年度慶應法FIT】FIT入試A方式の出願資格について
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【2023年度慶應法FIT】シリーズでは、2023年度慶應義塾大学法学部FIT入試を受験する方に向けてさまざまな情報を発信します。
本記事では、FIT入試A方式の出願資格について解説します。
例年、FIT入試A方式の出願資格は以下のように定められています。
- 既卒生、もしくは翌年3月までに高等学校等を卒業(見込み含む)する者。
※高卒認定試験取得者(翌年3月までに合格見込み含む)、大学入学資格検定合格者も出願可能。 - 学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、次に例示するような優れた実績をあげた者。
(a)日本語以外のさまざまな外国語の学習に熱心に取り組み、かつその成果を検定試験などで証明できる者。
(b)文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証明できる者。
(c)学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し、そのことが何らかの形で証明できる者。
(d)ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い、その実績を示せる者。
(e)国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み、その実績を示せる者。
(f)入試科目に限らない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを示せる者。
(g)その他の分野で、自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明できる者。
上記の(a)は2022年度入試より新たに加えられた要件です。この要件が加えられたことにより、より多くの受験生に門戸が開かれたと言えるでしょう。
A方式はB方式と比較し、自分がこれまでしてきた学内外の活動をアピールしやすい方式です。もちろん高い実績はアピール材料の一つになり得ますが、FIT入試は活動実績を競い合う入試ではないため、上記(a)~(g)のいずれかに該当する経験があれば、目立った実績でなくとも合格のチャンスは平等にあります。
また、B方式と異なりA方式は地域ブロック制を導入していないため、地域ブロック制で特に倍率の高い南関東地域(埼玉・千葉・東京・神奈川)に住む受験生にとって挑戦しやすい入試と言えるでしょう。
地域ブロック制については、B方式の出願資格についての紹介記事で解説しています。
なお、要項の出願資格において「第一志望としていずれかの学科での勉学を強く希望する者」との記載がありますが、大学に問い合わせたところ、この文言は「他大学の総合型選抜の併願を妨げるものではない」という回答を直接得ました。つまり、FIT入試は「専願」ではなく「他大学の総合型選抜との併願は可能」です。
詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
総合型選抜や学校推薦型選抜は「併願」できる?―「一校ルール」を突破しよう
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