【2023年度慶應法FIT】FIT入試B方式の出願資格について
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【2023年度慶應法FIT】シリーズでは、2023年度慶應義塾大学法学部FIT入試を受験する方に向けてさまざまな情報を発信します。
本記事では、FIT入試B方式の出願資格について解説します。
例年、FIT入試B方式の主な出願資格は以下のように定められています。
- 既卒生、もしくは翌年3月までに高等学校等を卒業(見込み含む)する者。
※高卒認定試験取得者(翌年3月までに合格見込み含む)、大学入学資格検定合格者も出願可能。 - 指定の各教科(外国語、数学、国語、地理歴史、公民)および全体の評定平均値が4.0以上の者。
- 在籍している、もしくは卒業した高校などに現在在籍している教員より1通の評価書を提出できる者。
B方式とA方式の最も大きく異なる点は、評定要件の有無です。A方式には評定平均の出願要件はありませんが、B方式は3年生の1学期(既卒生の場合は卒業までの全期間)までの全体評定平均および外国語、数学、国語、地理歴史、公民の成績が4.0以上でないと出願が認められません。加えて、現在在籍している教員からの評価書も必要となります。これらのことから、B方式はA方式と比較して、学業で良い成績を収め、学校生活においても推薦されるに足る人物であることを評価する傾向にあると考えられます。
評定平均については、高ければ高いほど合格の可能性も高まるとは限らないと考えてよいでしょう。高校によって成績のつけ方や取りやすさは異なるため、単純な数値のみで受験生同士の能力を比較するのは不可能だからです。その意味で、「出願資格4.0以上」とは、勉強を継続的に努力できる人であるかどうかを見極めるラインであるとも言えるかもしれません。
B方式では地域ブロック制が導入されています。地域ブロック制については、こちらの記事を参照してください。
なお、要項の出願資格において「第一志望としていずれかの学科での勉学を強く希望する者」との記載がありますが、大学に問い合わせたところ、この文言は「他大学の総合型選抜の併願を妨げるものではない」という回答を直接得ました。つまり、FIT入試は「専願」ではなく「他大学の総合型選抜との併願は可能」です。
詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
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