【2023年度慶應法FIT】自己推薦書Ⅱについて
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【2023年度慶應法FIT】シリーズでは、2023年度慶應義塾大学法学部FIT入試を受験する方に向けてさまざまな情報を発信します。
本記事では、FIT入試A方式で課される自己推薦書Ⅱについて解説します。
自己推薦書Ⅰに関する記事はこちらを参照してください。
【2023年度慶應法FIT】自己推薦書Ⅰについて
自己推薦書とは
自己推薦書は、FIT入試のA方式のみ課される出願書類です。A方式で課される以下の出願資格に関して、2種類の自己推薦書で表現します。
学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、次に例示するような優れた実績をあげた者。
(a)日本語以外のさまざまな外国語の学習に熱心に取り組み、かつその成果を検定試験などで証明できる者。
(b)文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証明できる者。
(c)学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し、そのことが何らかの形で証明できる者。
(d)ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い、その実績を示せる者。
(e)国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み、その実績を示せる者。
(f)入試科目に限らない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを示せる者。
(g)その他の分野で、自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明できる者。
自己推薦書Ⅱは「自己推薦書〔Ⅰ〕の活動報告にのっとり,あなたがいかに魅力的な人物であるのか,与えられたスペースの枠内で自由に表現」する書類です。自己推薦書Ⅰで挙げた活動報告に関して、その活動と自分自身の関わりについてより深く掘り下げるのが、自己推薦書Ⅱの役割です。
書き方のポイント
自己推薦書Ⅱで求められるのは、「自己推薦書〔Ⅰ〕の活動報告にのっとること」と、「自分がいかに魅力的な人物であるのかを伝えること」の2点です。言い換えれば、自己推薦書Ⅰに書いた内容を広げ、自分が慶應法学部にいかに値する人間であるかを示す必要があります。そのためには、自己推薦書Ⅰで記述したそれぞれの活動で得た成果やその活動が、今の自分をどう形成しているかについて、具体的に伝えるように心がけましょう。
幅広い分野の活動をしてきた人は、バランスよく多面性を見せる
複数の分野(部活動、課外活動、生徒会活動、個人の研究活動など)にまたがって活動をしてきた人は、それぞれの活動をバランスよく見せ、自分の多面性を伝えられるとよいでしょう。志望理由書は2000字を通して一貫性を持たせる必要がありますが、自己推薦書では伝える要素が統一されていなくても問題ありません。むしろ、その多面性を魅力として見せるチャンスです。一つひとつをどの程度の濃さで見せるかを調整し、工夫してみましょう。
一つの活動に打ち込んできた人は、幹から枝を伸ばすように
一つの分野に関して深く学んだ経験や、多面的に活動をしてきた人は、テーマを中心に据えてそこから枝を伸ばすように構成すると、統一感のある自己推薦書になります。テーマと各活動の関連性や、それぞれの活動から得た学びがテーマや今の自分自身にどうつながっているのか見せるとよいでしょう。
「読みやすく、目を惹く」を目指す
自己推薦書Ⅱは、所定用紙に収まれば書式に制限はなく、PCを使って作成した資料や、写真などを貼っても問題ありません。資料や写真をうまく活用すれば、文字だけで埋め尽くすよりも、より自分自身が伝わりやすい自己推薦書になります。もちろん文字だけの自己推薦書でも問題ありませんが、その場合は、色使いや内容の配置などを工夫して、読みやすい構成を心がけましょう。
また、「目を惹く」ことも大切です。「目を惹く」とは、派手にして目立たせることではなく、パッと見で読み手が「読んでみたい」と感じられるデザインであるということです。中身の配置や構成の工夫で、同じ内容でも全く異なった印象になります。数多く出される自己推薦書のなかでも、試験官に直感的に「読んでみたい」と感じてもらえるような書類を目指しましょう。
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