【2023年度慶應法FIT】A方式の論述試験について
総合型選抜(AO推薦入試)のプロによる無料相談受付中!
無料個別相談を予約する >
【2023年度慶應法FIT】シリーズでは、2023年度慶應義塾大学法学部FIT入試を受験する方に向けてさまざまな情報を発信します。
本記事では、FIT入試A方式の論述試験について解説します。
論述試験とは
FIT入試では、A方式とB方式でそれぞれ異なる二次試験が課されます。論述試験はA方式の試験で、入試要項では以下のように記されています。
論述試験:教員が模擬講義を行い、講義後に論述形式の試験を行います。試験では、法律学ないしは政治学の修得に必要な理解力、考察力、表現力などを評価します(両学科とも同時に同一の内容にて実施します)。
論述試験の概要と解き方のポイント
概要
例年、論述試験の構成は、50分の講義を受けた後に45分で回答する形式です。
講義は大学一年生レベルの内容で、特別な背景知識がなくとも十分理解できます。ただし、講義では法学や政治学、それらに関連した社会問題などに関するテーマが頻出するため、内容をその場で正確に理解するためにも、日頃から法学・政治学に関する分野の書籍やニュースに触れておくとよいでしょう。また、高校で習う現代社会や公民の知識も最低限復習をしておくと、より安心して試験に臨めるはずです。
解き方のポイント
論述試験の回答において意識すべきは、講義の内容を正確に要約することと講義(=要約)を踏まえて意見を提示することの2点です。要約は400字程度、意見提示の小論文は600字から800字程度で回答します。
要約は、以下のような点を意識して、講義の流れに沿って内容をまとめましょう。
- どんなテーマやトピックが展開されたか。
- 講義内のテーマやトピックは、互いにどう関連しているか。
- それらは過去、現在とどのように議論されてきたか。
- 今後、どのような方向性で議論が発展していきそうか。あるいは、どのような解決策が挙げられたか。
- その解決策はなぜ選ばれたのか。
小論文は、講義内容の要約を踏まえた上で、自身の視点からの意見を述べます。小論文において意識すべきは、問いに対して自分の取る立場と根拠を明確に示すことです。また、自身の論を展開するうえで、講義中に出てきた内容をうまく援用できれば、より質の高い回答になります。
論述試験は、講義を聞いて内容を聞いて小論文を書くという点においては、一般的な小論文試験と少し形式が異なりますが、内容や難易度は他の小論文試験と変わりません。講義を聞きながら内容のメモを作ることと、メモに沿って要約を構成することに慣れておきましょう。あとは一般的な小論文対策をしていれば、問題なく合格ラインを越えられます。
総合型選抜(AO入試・推薦入試)・小論文対策の個別指導塾 洋々が運営するウェブメディア「洋々LABO」編集部です。総合型選抜(AO推薦)や学校推薦型選抜を中心に、日々の指導現場の視点から受験生のみなさんに役立つ情報を発信します!東京・渋谷に所在しています。