【2023年度慶應法FIT】A方式の口頭試問について
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【2023年度慶應法FIT】シリーズでは、2023年度慶應義塾大学法学部FIT入試を受験する方に向けてさまざまな情報を発信します。
本記事では、FIT入試A方式の口頭試問について解説します。
口頭試問の概要
口頭試問は、FIT入試A方式の二次試験のうちのひとつです。公式の入試要項には以下のように記載されています。
従来受験生同士で行ってもらっていたグループ討論に替え、複数の教員と1名の受験生で、口頭で与えられたテーマについて質疑応答を行い、受験生の学問的な理解力や知的表現力などを考査します。開始前に自己アピールを兼ねた自己紹介も行ってもらいます(2分)。
口頭試問は2022年度から導入され、初年度は受験生1名と面接官2名が議論をする形式で実施されました(2022年度受験生情報)。面接官からテーマが出され、そのテーマに対する考えや、なぜそのように考えるのかなどについて質問がなされます。
2分間の自己紹介
要項にも記載がある通り、口頭試問の前には2分間の自己紹介があります。話す内容について特に指定はありません。A方式では志望理由や自分自身について伝えるための面接が行われないため(口頭試問はテーマに関する議論のみ)、この2分間を使って志望理由や自己アピールを伝えられるとよいでしょう。
口頭試問で意識したいポイント
口頭試問の評価ポイントは、2020年度まで行われていたグループ討論と大きく変わらないと考えられます。グループ討論も口頭試問も、自分の考えについて根拠とともに論理的に説明することや、コミュニケーションのなかで新たな視点を提示し、議論をより深めることが大切です。また、質問に対して意欲的に答えるのはよいことですが、自分の意見にこだわりすぎたり、自身の優位性を示そうとすることはしないように気をつけましょう。
口頭試問で出題されるのは「正解のないテーマ」であり、面接官は受験生と全く異なる意見を持っているかもしれません。試問の中で自分と異なる意見をぶつけられたときは、互いの意見のよいところを組み合わせ、新たな考えへと発展させることを目指すとよいでしょう。「正しい答えを言おう」「面接官の印象に残るようなことを言おう」という姿勢ではなく、目の前の相手との対話を深める心構えで臨むと、よい議論ができるはずです。
また、口頭試問はまだ導入されたばかりの試験のため、2分間の自己紹介も含め今後形式が変わる可能性も十分にあります。本番でどのような形式となっても焦らないよう、一対一や一対多数などさまざまなパターンを想定したディスカッションの練習をしておきましょう。
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