【2023年度慶應法FIT】B方式の個人面接について
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【2023年度慶應法FIT】シリーズでは、2023年度慶應義塾大学法学部FIT入試を受験する方に向けてさまざまな情報を発信します。
本記事では、FIT入試B方式の個人面接について解説します。
個人面接の概要
B方式の二次試験では個人面接が課されます。入試要項に詳細の記載はなく、例年10分程度で実施されることのみが公表されています。
過去の受験生からの情報
FIT入試の面接試験を実際に受験した洋々の元受講生からの情報をもとに、過去の面接の状況についてお伝えします。
- 受験生1名に対し面接官は2名。
- 当日は事務担当者から封筒を2通渡され、面接官に1通ずつ渡す。中には志願者調書が入っており、面接官はそれを確認しながら質問する。
- 出願書類を事前に入念に確認しているとは限らなさそうだった。
- 首都圏外出身者は、自分の出身地に関する質問が深掘りされるケースが多い。
- 志望理由や将来像といった基本的な質問以外には、これまで読んだ本のことや、(その受験生の興味分野の)法律に関する基本的な知識の質問をされることもある。
B方式の面接試験の対策
まずは一般的な面接試験と同様、志望理由や目指す将来像、これまで力を入れてきたことなど、出願書類に書いた内容を一通り話し言葉で伝えられるように準備をしておく必要があります。志望理由書だけでなく、志願者調書の内容(海外経験や、4つの設問への回答)についての質問も頻出するため、志願者調書に書いた内容についてもすべて話せるようにしておきましょう。
また、FIT入試B方式は首都圏外からの受験生の選考に力を入れている入試でもあります。過去の受験生からの報告にもあるように、特に出願書類に出身地域に関する内容を書いた人は、その地域や出身の道府県のことについて、何か「話せること」を持っておくとよいでしょう。
たとえば、「地方自治に関する制度を学んで出身地域の過疎問題を解決したい」という内容を出願書類に書いたとしたら、
- 自分が住んでいる市町村や道府県の人口動態
- 現状と具体的な課題
- 実際に行われている解決策
- その市町村に住む人の考え
- より大きな自治体(道府県)内での人口、高齢化率の順位
などをあらかじめ調べておくとよいでしょう。必ずしも地域に関する質問がなされるとは限りませんが、志望理由を話す際により説得力を持たせるためにも、こうした知識を持っておくに越したことはありません。
ただし、面接はあくまでも面接官との対話です。用意した回答や知っていることをスラスラよどみなく話すことより、目の前の面接官と自然にコミュニケーションを取ることが心がけましょう。
面接の練習をする際は、初めは家族や友人など、心置きなく話せる人に対して志望理由について話せるように練習し、話すことに慣れてきたら、学校の先生や進路指導担当の先生など、歳が離れている人や普段あまり話す機会がない人に対して話す練習をするとよいでしょう。
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