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洋々LABO(高校受験) > 高校推薦入試 > 都立高校 > 【解説】都立日比谷高校 推薦入試の全体像

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都立高校の最難関として知られる日比谷高校には一般入試の他に推薦入試という入試方式があります。推薦入試の募集枠は男子32名、女子30名となっており、集団討論・個人面接・小論文で選考が行われます。

日比谷高校推薦入試は対策の有無による差がつきやすく、準備次第で評定のビハインドを逆転することも可能です。
本記事では日比谷高校推薦入試の全体像について解説します。

日比谷高校 推薦入試とは?

都立高校の推薦入試には特に出願要件は定められていません。高い評定を有する志願者が集まる日比谷高校推薦入試ですが、評定の高さだけでは合否が決まらず、総合的な力が求められる試験内容となっています。

まずは概要を見ていきましょう。

募集人数・倍率

募集人数:男子 32 名 / 女子 30 名
倍率:男子 約 3 倍 / 女子 約 4 倍

試験科目・配点

・調査書:450 点
・集団討論、個人面接:200 点
・小論文:250 点

また、出願時には「自己PRカード」の提出が必要です。

出願書類による1次選考は無く、出願した者は全員上記の試験を受けることができます。

各試験の内容とポイント

自己PRカード

志願者本人が作成する書類として特に重要なのが「自己PRカード」です。自己PRカードでは、「1.志望理由について」「2.中学校生活の中で得たことについて」「3.高等学校卒業後の進路について」についてそれぞれ枠内で記述します。

面接ではこの自己PRカードをもとに踏み込んだ質問がされます。そのため表面的な内容に終始せず、書類作成の段階で過去・現在・未来についての一貫したビジョンを考え、表現していく必要があります。

集団討論

集団討論は1グループ5~6名で実施され、試験時間は30分程度です。短文のお題が提示され、それについて試験官主導で討論が行われます。

討論といっても賛成・反対に分かれて意見を戦わせるものではなく、身近な事柄や社会的事象について自分の考えやアイデアを求めるような議題となっています。そのため、自分の意見を主張するだけでなく、他のメンバーの意見も活かしながら建設的な議論にしていく姿勢が求められます。

個人面接

個人面接は10分程度です。主に志望理由や中学時代についてなど自己PRカードや調査書に記載されている内容から質問がされます。
記載した内容については口頭でも分かりやすく説明できるよう準備をしておくとともに、踏み込んだ質問にも対応できるよう、しっかりと考えを深めておくことが重要です。

ただし、暗記した内容をそのまま話すことは面接官にあまり良い印象を与えません。そのため、回答を暗記するのではなく、自分の考えを整理しておくことで、当日は面接官との自然なコミュニケーションをとることを意識しましょう。

小論文

小論文は試験時間50分、記述量は540字~600字程度となっています。例年図表や文章などの資料の読み取りとそれに対する意見論述という出題内容になっています。

問題の難易度は高く、資料で示された客観的事実に基づき根拠をもって自らの主張を展開する論理的文章力が求められます。こうした「小論文の書き方」を身に付けているか否かで大きく差がつく問題となっています。

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冒頭でお伝えした通り、日比谷高校推薦入試は高い評定をもつ受験生が集まる入試となっていますが、対策の有無による差がつきやすく、準備次第で評定のビハインドを逆転することも可能です。

洋々では随時無料の個別相談を受け付けています。より詳細な試験内容や一人一人に適した準備方法について、指導経験豊富なプロがご相談を承っています。
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