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この記事では都立日比谷高校(以下、日比谷高)の推薦入試の「小論文試験」について解説していきます。
年の瀬が迫り、入学試験が現実味を帯びる感覚をお持ちかもしれません。そのような中で小論文試験に向けたイメージを持つことで力を尽くした準備につながるのではないでしょうか。具体的な行動計画を立てるためにも内容を点検しておきましょう。

例年の出題傾向

例年、A4一枚程度の課題文と資料が2つ、大問が2つの構成です。
1問は資料の読み取り(記述100字程度)、もう1問は資料を踏まえた意見文の提示(記述400~600字程度)という形式でここ数年間は出題されています。
ただし年度によっては600字前後の記述1問になることもあれば、各設問の記述量が若干前後することもあります。日比谷高校の公式ホームページで過去問が掲載されているため、確認してみましょう。
日比谷高校推薦入試の過去問

評価の観点

日比谷高の小論文試験における評価の観点は以下の通りです。
・出題の意図を的確に把握する力
・資料を正しく分析し考察する力
・根拠を明確にして自分の意見を的確に表現する力
・文章を論理的に構成する力

総合すると「数理的思考を求める」ということになりますので念頭においておきましょう。

得点の分布

満点近く得点している受験生が10名程度いる一方、受験生全体を見ると得点の幅は最大で160点の差があります。
内申点45,44の応募者が一定の割合を占めるのは事実ですが、小論文点の得点分布は幅の広い散らばり方をしています。つまり、仮に内申点が思い通りに取れなかったとしても小論文試験における挽回は可能だと考えられます。

なお、個人面接においても同様のことが言えます。
個人面接についてはこちら

都立高校 2022年度推薦入試「個人面接の重要性」―集団討論、実施されず

求められる準備

解答をする際には、図表から得られる解釈が膨大にあるように感じられ困惑するかもしれません。また、解答のプロセスでは様々な分野を往来しつつ複数要素を駆使しながら論理を構築することになります。
気になる解答方法ですが過去の出題ではバリエーションの豊かな出題がされています。この点を踏まえると、まず教科に偏りなく学習を進めることで基本的学習事項を習得し、日常的に物事と物事の関係性を掴むようにしましょう。
そして、実社会で起きていることにも関心を向けて説明用の素材を集めていくことが必要です。その上で、過去問題を中心に練習しつつ論理展開の枠組みを身に付けていくことで求められている力は獲得できると考えています。

私達洋々では都立高校・推薦入試の準備に向けた講座をご用意し、単なる「先生」ではない各界のプロフェッショナルが、マンツーマンで書類準備から小論文試験、個人面接までサポートをしております。
また、無料の個別相談も随時行っております。より本人の持ち味を活かした形でこの入試に臨みたいとお考えの方はぜひお問合せいただければと思います。
受付は個別相談申込ページからご予約いただくか、電話またはメールにて行っております。
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