早稲田大学本庄高等学院学校説明会レポート2022
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7月初旬~中旬にかけて、早稲田大学本庄高等学院(以下、早大本庄)ではオンデマンド配信の形で学校説明会が開催されました。このレポートでは、説明会の様子をダイジェストでお伝えします。
説明会内容
学院長挨拶
最初は校長先生から早大本庄の概要についてお話がありました。
早大本庄の特徴は「自由と多様性」にあります。まず数多くの行事や卒業論文作成、豊富な課外活動を通じて生徒たちが自由に、自らの選択に基づいて高校生活を送っていきます。
そして、早大本庄の考える多様性とは多様な考えを持てる頭の柔軟さや多様な考えを尊重できる寛容さを指し示しています。
最後には受験生向けのメッセージが伝えられています。それは高校進学という大切な選択において広く情報収集をしてほしいということでした。というのも、完璧な高校が存在するということはなく、早大本庄の環境が全ての人に好まれるとは限らないからです。
雑多な雰囲気があり、自律した学習が求められる環境が早大本庄にあること等を含めて、先入観に囚われることなく自分の進路を選択して欲しいということでした。
教務担当教務主任(副学院長)挨拶
続いて学びの特徴と入試の概要についてのお話がありました。
まず学びの特徴についてです。
早大本庄は早稲田大学進学の予備学校として歴史を歩み始めました。現在は在校生約1000名でありその内約120名が帰国子女です。その生徒たちが求められるのは自主的・自律的であることと早稲田に進学する責任です。
自律的な選択は学校生活の随所で求められますが、それはホームルームが週1回しか行われず生徒が自分で行動を律していくことや3年次の卒業論文作成の際に指導を担当してもらう先生を自ら探すことなどに見られます。
高レベルで作成される卒業論文は3年間の総仕上げとして1年間かけて執筆し、その分量は20000字にも及ぶレポートとなるそうです。
生徒寮では自律・自治・連帯を重視しており、365日間閉寮期間はありません。
そして入試概要についてです。
詳細は7月公開予定の学院案内や10月公開予定の要項を参照して欲しいということです。
一般入試は国語・数学・英語の3教科が各100点満点で行われます。
国内生向けの推薦入試は自己推薦の形式をとる「α選抜」が行われています。
帰国生選抜も2種類あり一般入試と「I選抜」が行われています。
生徒担当教務主任挨拶
続いて学校の雰囲気についてのお話がありました。
自由という語に象徴される雰囲気がありますが、制服、頭髪、持ち物などは自由です。大学のような動きが日常的に見られますが、それは新しい創造ができる環境をキャンパス内にたたえるためです。早稲田大学の理念「進取の精神」、「学の独立」を実現するための環境であるということです。
また自ら学ぶべきとするポリシーがあり、学問の本質を追う勉強がされています。先生方は既存の概念に囚われずに高い専門性に基づいて授業を行っています。
入試について
続いて入試に関するお話がありました。
早大本庄の入試は、国内生向けには一般入試とα選抜(自己推薦入試)があります。帰国生向けには一般入試に当たる帰国生入試とI選抜(自己推薦入試)があります。
そして、2022年度入試の結果を概観すると以下のようになります。
・一般入試
約170名→2628名→2519名→740名
・帰国生入試
約25名→198名→182名→71名
(上記の数字は男女を合わせたものであり募集人員→志願者数→受験者数→合格者数を示します。)
・α選抜
約75名→257名→100名→81名
・I選抜
約20名→73名→39名→22名
(上記の数字は男女を合わせたものであり募集人員→志願者数→1次試験合格者数→最終合格者数を示します。)
男女別の詳しい数字はこちらをご覧ください。
そして、この後にはα選抜とI選抜の出願資格の紹介がありました。
α選抜における成績基準ですが、
・中学校2年次の成績が9教科5段階評価で合計38以上、3年次(2学期末まで)の成績が合計40以上
・全ての教科の学年成績(9教科5段階評価)に1および2がない
となっています。
その他にも出願資格がありますが、受験生に求める「プラスアルファ」についてはこちらをご覧ください。
I選抜の出願資格の詳細はこちらをご覧ください。
また正式な情報となる募集要項は10月に公開される予定ということでした。
部活動について
部活動についてですが、早大本庄の部活動は現在36部あり、活動日は週1日~週6日と部によって異なります。兼部する生徒も少なくないようです。
また広大なキャンパスのおかげで活動場所を部同士で融通する必要は無く、思う存分活動をすることができます。
なお、早大本庄のパンフレットに記載のない部活動は公式戦に出られないことになっています。
一方、早大本庄のパンフレットに記載の無い部活動を中学校時代にやっている場合、高校入試のα選抜の出願時にその活動をアピールするのはもちろん構いません。早大本庄にその部活動があるかないかは気にしなくて大丈夫です。
その他にも豊富なコンテンツ
早大本庄のオンデマンド説明会では上記以外にも数多くのコンテンツが配信されていました。タイトルを列挙すると、生徒からのメッセージ、部活動紹介、寮生からのメッセージ、キャンパスツアー、OB/OGからのメッセージ、OB/OGによる討論、ドローンによるキャンパスツアーの日本語版と英語版、生徒による本庄座談会、早大学院とのコラボによる校歌と紺碧の空の10タイトルになります。
これらの中では在校生や卒業生たちの生き生きとした姿、等身大の視点から見た早大本庄が語られていました。
所感と2023年度推薦入試に向けて
所感
自主的に目的を定め行動する生徒に適合する環境が早大本庄にあるという印象です。早大本庄の特徴である自由と多様性のたたえられた環境で学ぶ生徒や卒業生のお話からは、その充実度がとても高いことが伝わってきました。その背景にあるのは自らの意思で選択をする日々があるのではないでしょうか。
2023年度推薦入試に向けて
早大本庄の推薦入試は、国内生向けのα選抜(自己推薦入試)と帰国生向けのI選抜(自己推薦入試)があります。
α選抜
早大本庄の国内生向け自己推薦入試であるα選抜は1次選考が書類審査、2次選考が面接の2段階選抜です。
1次選考において、出願書類の核となるのは「<α選抜>志望理由書」です。その中では、早大本庄を「第一志望としている理由」、「入学してから自分がしたいと思うこと」、「自己PR」について1000字以内で記入することになります。3点のそれぞれに熟考を要するとともに、手元にある素材を統合して一貫性のある、密度のあるひとつの文章に綴るとなると、全体の構成やストーリーを検討することも必要となります。
2次選考の面接は提出した書類に基づいて行われますが、単に記載されている内容の確認で終わるものではありません。内容の背景にある経験や考えを志望理由や高校在籍中の過ごし方、将来の展望などを通じて多面的に、重層的に質問されると考えると良いです。
そうした時に、書類作成時点から丁寧に自分の経験や考えを洗い出していくことが大切になります。
I選抜
早大本庄の帰国生向け自己推薦入試であるI選抜は1次選考が書類審査、2次選考が基礎学力試験と面接の2段階選抜です。
1次選考において、出願書類の核となるのは「帰国生海外生活調査書」と「<I選抜>志望理由書」です。
「帰国生海外生活調査書」では現地生活での思い出や困ったこと、授業以外に行っていた活動について記します。また、自己アピールを記す欄もあります。
「<I選抜>志望理由書」では早大本庄に入学したい理由、入学してから自分がしたいと思うことを800字以内で記します。
このいずれもα選抜と同様に熟考が求められる内容です。
2次選考の基礎学力試験は数学と国語がそれぞれ30分間行われます。難易度は比較的高くないとされていますが、問題を処理するスピードが求められます。
面接についてもα選抜同様に丁寧な準備が必要です。
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