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都立国際高校(以下、国際高)は5月中旬、塾対象の学校説明会を開催しました。このレポートでは、説明会の様子をダイジェストでお伝えします。

説明会内容

校長あいさつ

「英語を学べる学校は他にもたくさんあるが、本校は海外からの帰国生徒と在京の外国人生徒が合わせて4割程度在籍している。外国人の生徒が英語で会話している環境は、他の都立高校にはない。様々な国籍の生徒がおり、外国人の生徒は英語で日常会話をしている。英語学校ではなく、英語を使って何をしたいかを学ぶのが本校の特徴だ」
 説明会の冒頭、寺島雅夫校長はこのように力説していました。「単なる英語学校ではない」と強調するところに、特色ある学校のプライドが表れているようです。

学校の概要と取組目標

国際高校は、東京都教育委員会から進学指導特別推進校に指定されている7校のうちの1校です。日比谷高校をはじめとする進学指導重点校に次ぐ高い進学実績を持つ進学校と位置づけられます。都内の公立学校で唯一となる国際学科を設置しており、国際感覚の育成や外国語能力の体得を目指して、外国語、国際理解、課題研究(総合的な学習の時間)に力を入れています。海外帰国生徒や在京の外国人生徒が多数在籍しており、国際色豊かな環境にあります。単に外国語を重視した学校ではなく、異文化理解や国際感覚が身につくところに特徴があります。様々な特性を持つ生徒が集まっていることもあり、少人数のグループ別学習や、習熟度別のグループ編成授業(多展開授業)を活発に行っています。
 取組目標は以下の3点を掲げています。
① IBワールドスクール:学校全体で国際バカロレア(IB)の教育理念に基づいた教育を実施。「10の学習者像」を意識し、探究型・双方向型の授業を実践し、世界にはばたく生徒を育成。
② 進学指導特別推進校:多くの生徒がAO・推薦入試、一般入試で国公立大学や最難関私立大学に進学。海外大学にも進む。
③ 「東京グローバル10指定校」:外国語教育の充実はもちろん、海外の高校との連携、多様な国際理解教育を推進。
生徒の6割は都内中学校の出身ですが、残りは海外帰国生徒や外国人生徒です。40カ国以上の国や背景を持つ多様な生徒が集まっており、「多様性・専門性と多展開授業によるきめ細かい授業」が同校の特色になっています。入学式では新入生の国籍の国旗を掲げるそうです。なお、男女比率はおよそ1対3となっており、女性が多くを占めています。

教育課程や学校行事の特色

 設置している教育課程は普通科ではなく、国際学科です。
 英語では習熟度別の多展開授業を行っています。「総合英語」のほか、「ディベート・ディスカッション」「エッセイ・ライティング」といった科目も取り入れています。教科書や入試問題対策だけでなく、週に1時間、洋書を読む授業もあり、英語で要約する力を育んでいる点もユニークです。
語学では、第2外国語としてドイツ語、スペイン語、フランス語、中国語、韓国・朝鮮語の5科目を開設しています。それぞれ初級、中級、上級まで指導しますが、全科目ともネイティブの教員を配置しています。
 生徒が個人のテーマを深める課題研究も重視しており、ここで培った論文作成能力の素地は大学進学後も役に立ちそうです。
 授業は教員が黒板で説明する一斉授業のほか、ディスカッション、グループ学習などのアクティブラーニングを積極的に導入しています。
 英語に関係する学校行事も目立ちます。スピーチコンテスト、オーストラリア研修のほか、次世代リーダー育成道場、米国リーダーシップ研修、国際交流デーなどがあり、国際交流を活発に行っています。
 このような学校の特色を担保するため、教職員の数が約150人と多いのも特徴です。生徒にとっては大人との接触機会が増すため、成長につながりそうです。
 生徒の英語の資格試験のスコアも高く、3年生のTOEIC(L&R)の平均スコアは674。全国平均(510)を大幅に上回っています。

国際バカロレアの取得率

国際バカロレア(IB)とは、スイスの国際バカロレア機構が提供する世界標準の教育プログラムです。双方向・協働型の授業を通じて探求スキルや課題発見・解決力を育む特徴があります。世界中の2,500以上の大学が認めており、その成績は、大学の合否判定だけではなく、大学合格後の単位認定や奨学金取得でも活用されています。
IBコースの生徒は、数学や理科も含めてほぼすべての科目を英語で学びます。ほぼ全員が「フルディプロマ」を取得しており、IBの取得率は世界平均の70%程度を大きく上回っています。平均スコアも高く、生徒の学習意欲の高さが反映されているとみられます。
IBコースの生徒は、各クラスに分散しています。ホームルームは混合で行い、授業は別に行うという仕組みです。

進路

 国際高校は進学指導特別推進校ですが、国公立大学の合格者数を重視しているわけではありません。というのは、帰国生ら多様な生徒が集まっているため、幅広い学力を問う「6教科8科目型」の国公立入試とはマッチしないからです。このため、生徒の希望を明確にすることに重きを置いており、多くは総合型選抜入試で高校3年の12月までに進学を決めています。目的意識や論理的に話す能力の養成を意識して指導しているため、結果的に面接試験にも対応できているということです。
 令和8年3月時点の大学合格実績は国公立32人、私立431人と海外大学(集計中)となっています。私立では早慶上智の3校で約130人と多くを占めています。海外進学を目指す生徒が多いのも特徴です。

推薦入試

 推薦入試の倍率は令和8年度は2.8倍で、前年度より0.2倍低下しました。一般入試の倍率は低下傾向にあり、私立高校の学費無償化の影響は否めないようです。
 ホームページで公表されている推薦入試の得点分布を見ると、小論文については、高得点と低得点の割合が左右対称になる正規分布です。
その一方、個人面接の得点分布は大きくばらついています。このため、面接の出来で大きな差がつきそうです。面接の評価項目は「コミュニケーション能力」「思考力・判断力・表現力」「協調性、将来性、リーダーシップ」「出願の動機・進路実現に向けた意欲」「規範意識・生活態度」となっており、これらを意識した応答が求められます。
推薦入試で求める生徒像について尋ねたところ、「本校の特色を理解し、入学後に何をしたいかを口頭で言える生徒が望まれる。学校を楽しめる生徒に来てほしい。高校生活を具体的にイメージできると、受験生と学校の双方のミスマッチが少ない」(角杉直美副校長)ということでした。推薦入試を目指す方は、意識してみてください。

所感

 国際高校の最寄り駅は、東京・渋谷から京王井の頭線で2駅の駒場東大前駅です。都心という立地ながら、すぐそばには目黒区立駒場野公園があり、登下校時に緑豊かで貴重な自然を楽しむこともできます。語学力向上や豊かな国際色だけでなく、自由・自律を重視して自然も満喫できる環境のもと、のびのびとした高校生活を送れそうです。

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