青山学院高等部 塾対象学校説明会レポート2026
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5月下旬、青山学院高等部(以下、青学高等部)では塾対象の学校説明会が開催されました。このレポートでは、説明会の様子をダイジェストでお伝えします。
説明会内容
高等部学校長挨拶と学校概要
説明会の最初は校長先生からのご挨拶と学校の全般的な説明でした。
毎年、生徒対象に実施している学校アンケートでは、「青学高等部で学校生活を送れてよかったと思うか」という問いに対し93.3%の生徒が「そう思う」「ややそう思う」と回答しています。
「キリスト教教育」「教科教育」「共生教育」「グローバル教育」という4つの教育目標を掲げており、その根底には「他者とともに生きる」という姿勢が共通しています。また、大学との連携により、大学教員による学問入門講座を受講したり、高3次には大学の単位先取り制度を利用したりできます。一足早く大学の授業を経験し、自分の進路をより具体的に考えるきっかけとなっています。
上記のように、大学附属校である利点を生かし、大学に受かるための学力ではなく、大学に入ってから生かされる学力を育成しています。
進学状況としては、86.3%が青山学院へ進学し、13.7%が他大学へ進学しています。他大学進学の半数近くが理系への進学で、その中でも医学部への進学が比較的多いのが特徴です。
入試について
2026年度入試の振り返り
2024年度入試から推薦入試の出願条件が変更され、それ以来減少傾向にあった男子の志願者数が、2026年度入試では増加し、倍率も2.07倍となりました(2025年度:1.48倍)。
女子の志願者数については、大きな変化はありません。
推薦入試
推薦入試において求められる生徒像は一言で言うと「自ら学校生活を生き生きと切り開いていく力」です。生徒会長や全国大会の入賞経験というような華々しい経歴は不要で、無遅刻・無欠席やボランティア活動など、真面目に堅実にやってきた生徒を求めています。
また選抜では適性検査と面接が行われます。
適性検査は英語、数学、国語を合わせて60分間で解答するのですが、時間配分は自分で調整することになります。科目ごとに合格最低点が設定されており、総合的に点数が高くても、1科目でも基準を下回ると不合格になります。
面接は受験生1名に対して面接委員2名で、約10分行われます。「推薦入試作文」を始めとして、出願に際して提出した書類を中心に質問がされるようです。面接委員の先生とのコミュニケーションですので、自然な受け答えができることが大切です。暗記したことを話すのではなく、自分で考えたことを自分の言葉で伝えられることが重要です。
また、推薦入試を受験する人が中学生活で意識すべきことは、自分なりにしっかり取り組んだと思えるものがあることです。生徒会やクラブ活動での活躍をアピールすることは可能ですが、必ずしもそれらは推薦入試に求められることではありません。自分なりに「しっかり取り組んだ」ことから見出したことを大切にしてほしいということでした。
推薦入試の出願条件「内申点40以上」というと成績重視、実績重視の選抜が行われている印象を持つかもしれません。しかし、前述の通り青学高等部では求める学生像に「真面目に堅実にやってきた生徒」を挙げており、その方針は変わりません。つまり、内申はあくまでスタートラインであり、内申点がぎりぎりの40だからといって受からないというものではない、また、色々な側面を総合的に見ているのでぜひ積極的に出願して欲しいというメッセージがありました。
2027年度推薦入試に向けて
所感
大学附属校であることを最大限に生かし、大学に入学してから生かされる力を育成する、という青学高等部の教育方針が伝わってくる説明会でした。青山学院の文化をたたえつつ、伝統校としての知見と経験に根差した教育が変わることなく展開されている印象です。
2027度推薦入試に向けて
青学高等部では引き続き、「学力」と「個人の魅力」の二つの観点で選抜が行われていると考えて問題ないようです。
「学力」については適性検査で確かめられます。形式は例年通りマークシート形式なので、そこに慣れておくことが大切です。まずは基礎学力を確実にしていきましょう。また、比較的短時間での解答が求められるのでスピードも大切です。
また、「個人の魅力」を理解してもらう場面は面接です。そして、出願書類の「推薦入試作文」に基づいて質問されることが多いようです。「推薦入試作文」の内容は出願前にじっくり考えることができます。例えば「アピールしたい長所」、「中学時代に特に頑張ったこと」など、受験生が自分自身を振り返り、他人と比べることなく魅力や価値観を探し出し言葉に置き換える―この過程を経ることで、充実した準備と自然体での面接試験の受験ができるようになるのではないでしょうか。
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