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明治大学附属明治高校(以下、明大明治高)は6月下旬、塾対象の学校説明会を開催しました。このレポートでは、高校説明会の様子をダイジェストでお伝えします。

説明会内容

学校長挨拶

冒頭、井家上哲史校長からお話がありました。
井家上校長は「本学は明治大学の唯一の直系付属校である。全員が希望する学部に第一希望方式で入れる。国公立大学は明治大学の推薦権を確保しながら併願できる。私立大学も明治大学の推薦学部の許可をいただいて、併願できる」と述べ、明大の付属校の本流である点を強調しました。
卒業生は多方面で活躍しています。たとえば、明大が学部ごとに表彰する成績優秀者の「総代」に一定数が選ばれています。また、2026年度は国家公務員総合職合格2名、公認公会計士合格2名、司法試験予備合格1名の卒業生を特別顕彰しており、難関試験でも合格者を輩出しています。
その背景には、文理を問わず全教科をしっかりと学ばせる「全方位型人材育成」の教育方針があるようです。高校2年次まで文系・理系の選択はなく、3年次になってから志望学部に応じて文理を選択します。大学の一般入試の受験科目にとらわれず幅広く勉強するのが大きな特徴となっています。また、「総明会」と呼ばれる同窓会組織が後輩の司法試験をサポートする体制を整えています。

教育内容について

続いて、明大明治高の教育内容について教頭先生から説明がありました。
 ほとんどの生徒が内部推薦で明大に進学しますので、受験勉強に捉われずに基礎学力を徹底しています。とりわけユニークなのが「7限補習」の取り組みです。英語や数学の成績が芳しくないとして指定した生徒に対して最大週3回、居残りの補習授業を展開しています。
付属高校ならではの特色として高大連携も進めています。大学の授業を先取りし、大学進学後の単位に認定する「プレカレッジ・プログラム」を行っているほか、ドイツ語、フランス語、中国語といった第二外国語や簿記を選択科目として開講しています。大学のゼミを思わせる「探究型授業」も実施しています。
3年次には、明大の文系7学部志望者が文系コース、理系3学部志望者が理系コースに分かれます。
明大への推薦基準は英語の資格試験(英検2級とTOEICスコア450)と校内での成績です。明大明治高では「第一志望主義」と呼んでいますが、基準を満たせば、ほぼ全ての生徒が第一志望の学部に進学できます。他大学では、成績が良い順に学部を選択できる付属高校が多く、同校ならではの特徴となっています。
内部推薦を保持した上での他大学への併願は、国公立では原則すべて可能です。私立大学と併願する際には、学部によって制限があるため注意が必要です。

入試について

最後に2026年度入試の振り返りがありました。推薦入試(募集人員男女とも約20名ずつ=指定校推薦も含む)では、適性検査(50%)と面接(50%)で総合的に判断します。「人物重視」の視点から面接の配点が高く、適性検査の失敗を挽回できる可能性があります。このため、同校では「面接練習を十分に行ってから受験してほしい」と話しています。なお、内申が良い受験生は結果的に面接で高得点をとりやすい傾向があるそうです。
推薦入試の出願資格は「3年間で欠席15日以内」「中学3年時の5段階評定に2以下がない」が大前提となっています。そのうえで、学業重視のA出願では「9教科38以上かつ主要5教科22以上」、課外活動重視のB出願では「9教科36以上かつ主要5教科20以上」が求められています。
一般入試(同男女とも約30名ずつ)では、中学校の内申点は考慮しておらず、学力検査一本です。出願者の第一志望校は早慶附属、明大明治高、都立トップ校が多いとのことです。パンフレットでは、推薦入試の受験者は一般入試で5点加算すると説明しています。

所感と2027年度推薦入試に向けて

所感

大学の付属高校では、大学の授業と連携した高大接続やグローバル教育、探究型学習がトレンドとなっています。明大明治高ではこれに加えて、基本的に第一志望学部に内部進学できる点や、成績不良者に対する補習授業がある点が特徴的です。
明大の付属高校は2026年度から世田谷高校が加わり、4校体制となりました。ですが、「学校法人明治大学」が運営する直系の学校は明大明治高のみです。説明会では、明大付属の3高校を意識しつつも、プライドを持って教育している様子がうかがえました。

2027年度推薦入試に向けて

明大明治高の推薦入試は適性検査と面接を合わせて選考を行っています。詳細は9月に発表する予定ですが、「現段階で、2027年度入試の大幅な変更は考えていない」ということです。

適性検査

適性検査は国語・数学・英語の3教科であり、それぞれ50点満点、40分間で行われます。

面接

面接は受験生1名に対して面接官2名で10分間程度行う形が2回行われるのが例年の形式です。面接では、中学校の活動や高校入学後を含めた将来の展望までを含めて、複眼的に問われる傾向にあります。

自己PRカード

出願時に作成する書類の中心となるのが自己PRカードです。
明大明治高の推薦入試は出願資格が4つに分かれているので、受験生の出願資格に沿った自己PRカードの書式を用いて作成、出願することになります。「志望理由」と「入学後に取り組みたいこと」は共通の質問項目となっていますが、残りの2つが異なります。
面接試験との関連が強い書類ですので、自分の出願資格に対応した用紙を使ってしっかりと自分の考えを表現しましょう。

上記を踏まえて総合的な選考が行われます。

合否判定の手順ですが、適性検査の得点が著しく不良だと足切りがあります。足切りされなければ、適性検査と面接の比率は半々です。逆に言えば、適性検査の得点が若干劣っても、面接で上手にアピールできれば合格できます。
まとめますと、適性検査においては確実な得点ができるように基礎学力とスピード感のある解答ができるようにしておくことが必要です。そのうえで、面接で将来への展望を明確に示すことが大切になります。
明大明治高の教員の一人は「目標をハッキリ持ち、行動を起こせる子が欲しい。高校入学後に『推薦要件をクリアすればよい』と考えるのではなく、付属校の良さを活かせる人に入学してほしい」と話しています。
面接官は様々な視点から受験生の考えを確かめます。上記の点を意識しながら、自分自身の考えを重層的かつ多面的に深め、言語化できると良いでしょう。

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私達洋々では明大明治高・推薦入試に向けて一貫した準備を行う講座をご用意し、単なる「先生」ではない各界のプロフェッショナルが、マンツーマンでサポートをしております。
また、無料の個別相談も随時行っております。より本人の持ち味を活かした形でこの入試に臨みたいとお考えの方はぜひお問合せいただければと思います。
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