こんばんは。

今回は、昨日行われた都立西高校の学校説明会のレポートです。

2回目の開催ではありましたが、事前の申し込み時点で満席となるほどの盛況でした。まず校長先生による挨拶、説明の中で、取り巻く環境の変化の中で都立西の教育が何を大切にし、どうあろうとしているのか、カリキュラムの特徴、入試の方針についてお話がありました。その後、2018年度の入学者選抜について教務主任の先生から説明がなされました。募集人員の20％を推薦入試で採ることをはじめとして、制度や方針については推薦入試も大きな変更はなさそうです。印象的だったのは、一般入試に多くの時間が割かれがちなこのパートで、一般入試と同じくらいか、もしくはそれ以上に推薦入試に説明を割いていたことです。2020年度から始まる大学入試改革との関係について、直接的な言及はありませんでしたが、東京都の進学重点校の中でも調査書の配点が低く、都立西のモノサシでより広い学生を選抜してきたという自負と、推薦入試への大きな期待を感じました。ただ、入試が行われる時期は1月下旬であり、多くの方が本命とされる一般入試の直前期に当たることから、あまり推薦入試にばかり力を割きすぎないように、という親心も示されていました。

都立西は都立トップ校の中でも、都立日比谷と並んで高い人気を誇る「西の雄」ですが、エスタブリッシュメントを育んできた自負を強く感じる都立日比谷とは、カラーはだいぶ違います。もちろん社会で活躍する人材を輩出しようという考えには通じるものはあるのですが、説明会の中でも触れられていた「文武二道」や「自主自律」という言葉に象徴されるように、その形は多様であっていい、多様であるべき、という考えが根底にあるように感じます。校長先生、教務主任の先生いずれも非常に熱心で、魂のこもった説明会でした。

洋々では、都立西・推薦入試で求められる、出願書類・作文・集団討論・個人面接の全てを一貫して準備する講座をご用意しています。一般入試の準備も佳境になる時期に出願・試験が行われ、例年倍率も高くなりがちな推薦入試ですが、出願するからには「宝くじ感覚」ではなく、許された時間を効率よく、効果的に使って少しでも可能性を高めて臨んで頂きたいと思います。都立西・推薦入試の受験を考えていらっしゃる方は、ぜひお問合せ下さい（03-6433-5130、you2_info@you2.jp）。