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洋々LABO > 入試ニュース > 倍率推移 > 【解説】2021年度早稲田大学政治経済学部一般入試の全体像

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早稲田大学政治経済学部は、2021年度入試改革以降、大きな変化を遂げる見込みです。本記事では、2020年2月時点での最新情報をもとに、同学部の新たな一般入試の全体像を解説します。

試験内容の変更点

2021年度以降、早稲田大学では政治経済学部の一般入試が大きく変更される見込みです。

独自の科目テストを廃止、大学入学共通テストと学部独自試験の併用

※ 赤文字は受験必須科目青文字は選択受験科目

変更前 変更後

<学部独自試験(配点)>

・外国語(90点)
・国語(70点)
・地歴 または 数学(70点)

計200点満点

 

 

 

 

<大学入学共通テスト>

・外国語(25点)
・国語(25点)
・数学Ⅰ・数学A(25点)
・地理歴史 または 公民 または 数学 または 理科(25点)

計100点満点

<学部独自試験>
・日英両言語による長文を読み解いたうえで解答する形式で、記述解答を含む(100点)

計100点満点

 

学部独自試験の合計点で合否判定 共通テスト+学部独自試験の合計点で合否判定

(参考:https://www.waseda.jp/fpse/pse/assets/uploads/2019/11/13e03036303cd1b8ceba4955398e197e.pdf)

これまで早稲田の政治経済学部(以下、「政経」)では、学部が独自に外国語、国語、地歴、数学の試験を作成し、選択科目を含む計3科目の合計点で合否を判定していました。

既存の選抜方式を改め、2021年度以降は科目の独自試験を廃止し、共通テストを導入。共通テストでは、これまで独自試験で選択科目とされていた数学Ⅰ・数学Aが受験必須となり、計4科目の受験が必須となった点が大きな変化と言えるでしょう。

独自試験に代わる新たな入試では、日英両言語の長文読解問題が独自問題として導入されます。同学部がすでに公開したサンプル問題はこちらから閲覧可能です。

また、これまでAO入試の位置づけにあったグローバル入試は、帰国生のみを対象にした「グローバル(海外修学経験者)入学試験」へと変更になります。

新たな試験の全体像の分析

  • 独自試験の形式が大きく変更された背景には、受験生の持つ「政治経済学部の学生に求める能力」をより深く測る目的があると考えられます。具体的には、提示された複数の資料を活用する力や、資料をもとに柔軟に考える思考力など、「学力の3要素」を意識した能力が評価が対象になると予想されます。サンプル問題をもとに、どのような能力が評価されているかを見極めたうえで対策をしましょう。
  • 新たな独自試験は、政経でこれまで実施されてきたグローバル入試の形式に近いものです。対策の際は、グローバル入試の過去問の活用も視野に入れると良いでしょう。
    たとえば、独自試験のサンプルとして公開されている英文問題では、資料が複数提示されるほか、最後の設問で300字の要約問題が課されています。このような形式はグローバル入試の小論文試験の過去問で対応することが可能です。
  • 共通テストは高校で学ぶ範囲を逸脱することがないため、知識の深掘りは必要ありません。高校1年生、2年生のうちから、日々の学習を通して各科目の基礎学力を早いうちに身につけておくことが、最も効率的な共通テスト対策です。
  • 2021年度以降、一般入試では定員が450名から300名へと大幅に削減されます。定員が減る分、これまでとは異なる倍率の変動が予測されますが、倍率は試験の難易度と相関しません。推移に固執しすぎず、必要な準備を怠らないようにしましょう。

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