慶應で交換留学しよう![第5回]〜留学先での友達作り〜
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はじめに
この記事は、慶應義塾大学で学部生として交換留学したいと考えている方に向けた記事です。今回は、特に留学中の友達の作り方に関する情報ををみなさんに共有します。
軽く私の自己紹介をすると、私はSFCの3年生で洋々でメンターを勤めています。現在は、慶應の交換留学制度を用いてスイスのベルン大学に留学しています。
実際に現在留学している私が、留学先で友達を見つけるアドバイスを私の経験に基づいて共有させて頂きます!
交換留学とは?
交換留学とは、慶應義塾大学が提携している海外の大学へ2学期間(約10ヶ月)留学する制度です。
しかし、希望するすべての学生が交換留学できるわけではなく、慶應義塾大学内で選抜があります。1次選考は出願書類に基づいて行われ、2次選考は面接です。
交換留学の制度について知りたい方は、第1回の連載記事をご覧ください。
▶ 過去記事:慶應で交換留学をしよう![第1回]
留学に何を求める?
留学に期待することは人それぞれだと思います。慶應では開講されていない授業を取ったり、その国の言葉を学んだり。しかし、何と言っても色々な国の人と知り合いたいという方は多いのではないでしょうか。もちろん、留学先では色々な国からの留学生と知り合うチャンスがたくさん転がっています。
多国籍な友達の輪
留学すると、留学国の友達が増えると思われがちですが、実は他の国の交換留学生と繋がる機会の方がずっと多いです。
なぜなら、留学生の多くは英語で授業を履修するので一緒の授業を取ることも多いですし、何より大学側が留学生向けのイベントを開催してくれるというのが大きいです。また、国や都市によると思いますが、私の留学先では留学生のほとんどが同じ寮に住んでいるので、顔をあわせることも多いです。
私が出会った海外の友達
私は引っ込み思案な性格なので、すごくたくさん友達ができたわけではありませんが、それでもとても優しい留学生の子達と仲良くなることができました。ほとんどの友達は、留学生向けのパーティーで出会って、その後偶然履修してる授業が一緒で仲良くなりました。
個人的に、パーティーで人との距離を縮めるのは難しいと思います。しかし、そこで知り合い、その後再び授業や何かのイベントで会うことで、距離が縮まっていきます。特に住んでいる場所が同じ、または近いというのはとてもメリットとなります。友達の1人のフィンランドの子は、同じ寮に住んでたので授業帰り一緒に帰ったり、その子の部屋で作戦を立てて一緒にハイキングに行ったりしました。
現地の友達
上の章を読むと、「え、現地の友達できないの?」と不安に思われるかもしれませんが、決してそういうわけではありません!現地の友達を作る機会もたくさんあります。
パーティーには現地の学生も来る
留学生向けのパーティー、イベントと言えども、多くの場合その参加枠は決して留学生に限定されているわけではないと思います。現地の学生で異文化交流に興味のある人も参加します。そういった現地の学生は、留学生に興味があって来ているので、仲良くなりやすいです。
私の留学先であるベルン大学では、ある1つの学生団体が留学生向けのパーティーやイベントを企画、運営していました。そのため、イベントに参加すると見知った顔の現地の学生がいて、仲良くなりやすい環境にありました。また、その団体では週末に遠足やハイキングなど様々な種類のイベントを企画しており、その団体の学生とのコンタクトが非常に多かったです。
タンデムやバディープログラムを活用
パーティーやグループで話すのが得意ではなかったら、タンデムやバディープログラムを活用すれば、1対1で関係を築いていくことができます。
タンデム
とは、自分が教えられる・学びたいこと(特に言語)と相手が教えられる・学びたいことをマッチングさせ、お互いに助け合うシステムのことです。例えば、私は自分の母語である日本語を教える代わりに、タンデムパートナーからドイツ語を学んでいます。
タンデムプログラムを組んでいる大学もあると思いますが、個人でオンライン上で探すこともできます。私はスイスに特化したタンデムマッチングサイト、sprachtandem.chに登録し、現在のタンデムパートナーを見つけました。
バディープログラム
はタンデムに似ていますが、違うのは言語面だけではなく、趣味などでマッチングする点です。こちらも大学が提供している場合もありますし、インターネットで検索すれば様々なプラットホームがあります。
もちろんマッチング具合にもよりますが、私はこのタンデムやバディープログラムを活用することで、より親密な現地の友達を作ることができると思います。1対1なので、お互いのことをよく知れますし、何よりお互いの好きなこと、やりたいことを通して出会っているので、定期的に会いやすくなります。
例えば私はグループで話したり、大勢で活動することが苦手なので、パーティーやイベントだけで友達を作るのは難しかったです。しかし、現在のタンデムパートナーとは週に1回カフェや公園などで言語交換をしており、無理なく仲良くなることができました。
日本語クラスに声をかけてみる
留学先の都市で開講されている日本語クラスにコンタクトを取ってみるのも現地の友達を見つける1つの手段です。多くの交換留学先は大きい都市ですので、日本語をプライベートで学んでいる人も少なくないと思います。
日本語の授業を受けてる人はもちろん、日本や日本語に興味がある人がほとんどですので、彼らも喜んで友達になってくれます。
私はベルン大学がオファーしている日本語初級のクラスにコンタクトを取ってみました。残念ながら希望者が少なく、私の学期ではそのクラスは開講されませんでした。しかし、親切にもその先生がそのクラスに申し込んでいた学生に私のメールを転送していただけ、そこから1人知り合えました。彼女と一緒に日本食を作ったり、クリスマスマーケットに行ったりしました。
授業内で知り合う
講義ですと他の学生とのコンタクトが少ないので難しいですが、小規模の授業では他の学生と仲良くなるチャンスがあります。
特に言語の授業では、ペアワークで話す機会が多いので、仲良くなりやすいです。
例えば私は、英語のクラスを履修しており、そこでよくペアワークをしていたスイス人の子と仲良くなりました。偶然にもその授業の後、向かうキャンパス先が同じでよく一緒に向かっていました。
クラブに参加する
何か趣味や特技があれば、現地のクラブに参加してみるのも人と出会うことに繋がります。インターネットで調べればたくさんの選択肢が出てきますし、大学のインターナショナル・オフィスなどに問い合わせてみれば、力になってくれると思います。
私は大学以外の枠組みで人と出会ってみたいと思い、合唱団に参加してみました。厳しめな団体で、途中歌唱テストに落ちてしまい、そのまま辞めてしまいましたが、それまででもとても良い人と知り合うことができました。
日本人の友達を通して知り合う
なんだかんだで日本人の友達と過ごす時間も多いです。言語の壁がない分、日本にいる時よりもすぐ打ち解けられます。その日本人の友達と、彼・彼女の友達と一緒に活動することで自然と友達が増えたりします。
例えば、私の日本人の友達の1人はとてもアクティブで知り合いも多かったので、彼女の友達と何かする際、私をよく誘ってくれました。そこで知り合い仲良くなった友達もいますし、友達まで至らなくても一緒に料理したり、ハイキングしたりする時間は楽しかったです。
意外と大きい言語の壁
留学する国や都市にもよりますが、スイスのベルンで私が感じるのは言語の壁は意外と厚いということです。スイス人はみんなが英語を流暢に話せるわけではないので、ドイツ語を全くできないとスイス人と打ち解けるのは難しいと思うからです。
交換留学は基本的に学問をすることを目的とされているので、その国の言葉を絶対的に理解する必要はないでしょう。しかし、私の経験的にその国の言葉でコミュニケーションを取れた方が、物事の選択肢が広がります。英語以外の授業を取れるかもしれない、現地の人ともっと仲良くなれるかもしれない、話しかけた相手が英語を理解できないことに困ることもないです。
もし留学まで時間があるのであれば、少しでもその国の言葉を学んでおくと留学生活がより一層華々しいものになると思います!
まとめ
今回は私の留学先での経験を踏まえて、留学先でどのように友達を作っていくかアドバイスを書かせていただきました。留学生活はあっという間ですし、友達と仲良くなるのにも時間がある程度かかります。みなさんがこの記事を通して友達の見つけ方の参考になったら幸いです。