【建築系を志望する受験生向け】オススメの入試紹介
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毎年、理系の学部・学科のなかでも、受験生から高い人気を集める建築系学部。本記事では、建築系学部への進学を考えている受験生に向けて、AO入試・推薦入試を実施している大学を紹介します。
早稲田大学創造理工学部建築学科(創成入試)
意匠設計、構造設計ともに有名な建築家を数多く輩出している早稲田大学建築学科。「建築と言えば早稲田」というイメージを持つ受験生も多いのではないでしょうか。学部生の7割が大学院に進学するというデータからも、建築に対してじっくり腰を据えて取り組みたい学生が集まっていることが伺えます。
・出願要件
高校において数学Ⅰ・Ⅱと数学A・B、および理科科目を10単位以上履修していること。
・書類審査(一次選考)
志願者自己報告書:
志望理由 創造理工学部建築学科を志望した理由を、以下の記入欄に記入してください。
入学後の抱負 入学後の抱負、勉強・研究計画等を、以下の記入欄に記入してください。
活動実績報告書:志願者自己報告書に記入した活動の中で、現在の自分をアピール する上で重要だと思われる事項について、具体的な活動内容を報告してください。
・筆記試験(二次選考)
提示されたテーマに対して、鉛筆によるドローイングと、文章説明による提案・表現。
・面接(二次選考)
複数の受験生と複数の面接官によるグループ面接と、面接官に対して受験生が一人で行う個人面接の両方が課されます。面接では、筆記試験の答案に関する質疑応答のほか、これまでの活動内容や学習意欲などについても評価され、必要に応じてプレゼンテーションも求められます。当日は自己PR資料の持参が必須です。
工学院大学建築学部(自己推薦型選抜)
私学の建築学部では最も古い歴史を持つ工学院大学建築学部。建築業界とのつながりも強く、建築業界への就職を見据えた進学を考えたい受験生であれば、ぜひとも候補に入れたいところです。
工学院大学建築学部には、まちづくり学科、建築学科、建築デザイン学科の3つの学科があり、三年次に学科を決定します。
・出願要件
高校在学中の成績において、普通科・理数科であれば全体評定平均3.2以上、専門教育を主とする学科であれば3.5以上が必須。
・書類審査・面接
公式HPには詳細未記載。
・基礎学力調査
数学(50分):数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B。数学Ⅰ・Ⅱ・Aは全範囲が出題範囲となるが、数学Bに関しては「数列」「ベクトル」のみの出題となる。
英語(40分):出題範囲はコミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ。
武蔵野美術大学造形学部建築学科(総合型選抜)
多くの大学が理工学部の中に建築系の学部・学科を設置していますが、武蔵野美術大学では、建築学科が造形学部の中に位置づけられています。美術大学であるため、建築に関する専門知識や工学技術だけでなく、表現制作を重点的に学べる点が最も大きな特色です。特に意匠建築に興味を持っている人は、ぜひ視野に入れると良いでしょう。
また、出願要件は特に設けられていないため、高校で理系科目を選択していない人も受験が可能です。
・出願要件
2020年4月1日時点で満28歳以下であること
・書類審査(一次選考)
自己推薦調書:
①あなたが暮らしてきた住まいや環境について具体的に記述し、かつあなたの考え、評価を書いてください(600字程度)
②あなたが建築を学びたいと思う動機や理由を書いてください(600字程度)
・表現力テスト、グループ面接(二次選考)
表現力テスト(120分)は、当日与えられたテーマについて文章と図やスケッチで表現する試験です。 描写技術を重視するものではなく、テーマに対する理解・解釈、発想、図やスケッチと文章の組み合わせによる表現を総合的に評価します。なお、グループ面接は表現力テストの答案についての発表(プレゼンテーション)を含みます。
日本大学理工学部建築学科(総合型選抜)
早稲田と工学院に次いで古い歴史を持つのが日本大学の建築学科。建築学科のみで30名近い教授陣を擁し、構造、設計、環境など、建築に関わる分野を幅広く学べるため、「建築に興味があるけれども、何を学ぶか決められない」という人に適した環境です。
また、卒業生の進路も注目すべきポイントのひとつ。創業100年を超える大手建築企業に就職する学生を多数輩出しているため、建築業界で安定した職に就きたいと考えている人は、候補に入れてみると良いでしょう。
・出願要件
以下の①及び②をすべて満たす者
① 志望学科での勉学に強い意欲を持ち、本学部の教育と研究環境を活用して目標を実現する学力の3要素を有する者
② 高等学校等在学中に建築に関する設計競技(日本大学主催の「日本大学全国高等 学校・建築設計競技」等)やコンクールに入選した者
※出願時、入選作品等に関する資料(ポートフォリオ等),入選を証明する賞状等の写し、設計競技等の内容がわかる資料(応募要項、応募点数、審査結果、審査評等)が必要です。
・書類審査
大学入学希望理由書:出願要件①を満たしていると判断し、それを主張する内容(字数制限なし)
活動報告書:出願要件①を満たしていると判断し、高校時代に取り組んだ活動の成果が今後の勉学に与える好まし い影響について説明する内容(字数制限なし)
学修計画書:出願要件①を満たしていると判断し、入学後に学びたい内容・学修計画(字数制限なし)
事前課題報告書:出願後、10月上旬に事前課題を郵送します。この課題に対する報告書(事前課題報告書)を作成して、指定された提出期限までに大学へ返送してください。
・試験
①スケッチ
②入選作品等のプレゼンテーション(※)とそれに対する質疑応答
※プレゼンテーションソフトで作成したファイルまたはプレゼンボードを持参すること
③面接
文系科目だけで一般受験できる建築系学部・学科
以下は、文系科目のみで一般入試の受験が可能な建築系の学部・学科です。万が一、AO・推薦入試が残念な結果に終わってしまっても対策を立てやすいため、入試戦略の一部に組み込むと良いでしょう。
武蔵野美術大学造形学部建築学科
・一般方式
必須科目
国語:国語総合(近代以降の文章)
外国語:英語(コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケー ション英語Ⅱ・英語表現Ⅰ)、フランス語から 1科目選択
選択科目
鉛筆デッサン もしくは 数学(数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ[「複素数と方 程式」を除く]) より1科目選択
・共通テスト2科目+専門試験方式
選択科目①
「国語」「数学」「外国語」の 3教科10科目より1教科1科目を選択
選択科目②
「国語」「地理歴史」「公民」「数学」「理科」「外国語」の6教科28科目より選択科目①で選択した教科を除く1教科1科目を選択
・共通テスト3科目方式
必須科目
『英語』 『フランス語』 『ドイツ語』より1科目を選択 *『英語』においてリスニ ングテストの成績は 利用しません。
選択科目①
『国語』『数学Ⅰ・数学A』 『数学Ⅱ・数学B』の 2教科3科目より1教科1科目を選択
選択科目②
「国語」「地理歴史」「公民」「数学」「理科」の 5教科25科目より 選択科目①で選択した科目を除く1教科1科目を選択
<教科・科目一覧>
国語 :『国語』(近代以降の文章のみを評価)
地理歴史 :「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」
公民 :「現代社会」「倫理」「政治・経済」『倫理、政治・経済』
数学 :「数学Ⅰ」『数学Ⅰ・数学A』「数学Ⅱ」 『数学Ⅱ・数学B』 『簿記・会計』『情報関係基礎』
理科 :「物理」「物理基礎」「化学」「化学基礎」「生物」「生物基礎」「地学」「地学基礎」 * 理科において基礎を付した科目は2科目で1科目分とみなします。
外国語 :『英語』『フランス語』『ドイツ語』
*外国語は得点を100 点満点に換算します。『英語』においてリスニングテストの成績は利用しません。
多摩美術大学美術学部環境デザイン学科
一般入試
鉛筆デッサン(5時間)
国語(60分):国語総合(古文、漢文を除く)、国語表現、なお小論文を課します。
英語(60分):コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ
日本女子大学家政学部住居学科居住環境デザイン専攻
一般入試
必須科目
外国語:コミュニケーション英語Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,英語表現Ⅰ,Ⅱ
選択科目
数学(数学Ⅰ,Ⅱ,A,B(数列、ベクトル))・国語(国語総合,現代文B, 古典B)の2科目より1科目選択