【解説】立教大学一般入試の概要とタイプ別オススメ受験方法
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立教大学は2021年度から、一般入試の方向性を大きく変更しようとしています。本記事では、新たな一般入試の概要と、タイプ別のオススメ受験方法について紹介します。
なお、立教大学の試験には一般入試のほかに「大学入学共通テスト利用入試」もあります。こちらは共通テストの結果のみで合否が判定される試験であり、一般入試とは異なります。本記事で紹介するのは一般入試です。
ポイントは「英語の外部検定利用」と「複数日程実施」
新たな立教の一般入試の大きな特徴は２つ。独自で実施していた英語試験の変更と、試験の複数日程実施です。
英語試験の変更点
これまで立教では、学部学科ごとに独自の英語の試験が行われていましたが、これを一律に廃止し、英検やTOEFLといった英語の外部検定、もしくは大学共通テストの「外国語（英語）」の結果を提出する形式へと変更。（外部スコアを提出する場合は）複数回受験して、最もよいスコアを提出できるようになったため、従来よりもより対策がしやすくなりました。
試験の複数日程実施
これまでは「全学部」と「個別」の2種類の一般入試が実施され、学部・学科ごとで受けられる試験が異なっていました。2021年度からはすべての試験が全学部日程に統一され、試験日を5日間（2月6日、8日、9日、12日、13日）設ける形式へと変更されました（※文学部のみ、この5日程に加えさらにもう2月11日も受験可能）。ただし、1試験日に受験できるのは1学科のみとなります。
文学部のみ実施される2月11日の試験は、国語の試験に漢文が含まれ（この日程以外の試験では、漢文は試験範囲外）、英語も独自試験が課されます。そのため、文学部の受験のチャンスをなるべく増やしたいと考えている人は、漢文の対策が必要です。
新・入試の押さえておきたいポイント
他学部・同一科目の試験内容は？
同一日程に実施される試験の内容は、すべての学部・学科で共通です。たとえば、2月8日に実施される試験で「日本史B」を選択した場合、どの学部を受験しても、試験の内容は同じものになります。
使える外国語外部検定は？
一般入試で利用できる英語外部検定は「ケンブリッジ英語検定」「実用英語技能検定（英検）」「GTEC」「IELTS」「TEAP」「TEAP CBT」「TOEFL iBT」の7種類。もしくは、共通テストの「外国語」のスコアも利用可能です。
ケンブリッジ英検と英検に関しては、受験級の合否は不問であり、獲得したスコアを合否判定に用います。GTECのアセスメント版、IELTSのジェネラル・トレーニング・モジュール、TOEFL iBTのMyBest Scoresの結果は提出できないため、注意してください。
学部・学科、選択科目別の可能受験回数は？
一般入試の日程と学部・学科ごとの受験科目はこちらを参照してください。
最大6回の受験が可能なケース
文学部を目指す人で、日本史Bもしくは世界史Bと数学（文系）の両方が選択できて、独自試験の英語と漢文の対策もしている場合。
（※ 日B／世Bと数学は同日の実施ではありません。2月6日、8日、12日、13日に「国語＋日B／世B」、2月9日に「国語＋数学」の組み合わせでの受験となります）
最大5回の受験が可能なケース
①文学部を目指す人で、日本史Bもしくは世界史Bを選択し、独自試験の英語と漢文の対策もしている場合。
②文学部、法学部、異文化コミュニケーション学部、経済学部、経営学部、社会学部、観光学部、コミュニティ福祉学部、現代心理学部を目指す人で、日本史Bもしくは世界史Bと数学（文系）の両方を選択できる場合。
（※ 日B／世Bと数学は同日の実施ではありません。2月6日、8日、12日、13日に「国語＋日B／世B」、2月9日に「国語＋数学」の組み合わせでの受験となります）
最大4回の受験が可能なケース
文学部、法学部、異文化コミュニケーション学部、経済学部、経営学部、社会学部、観光学部、コミュニティ福祉学部、現代心理学部を目指す人で、日本史Bもしくは世界史Bを選択する場合（うち1日は地理Bもしくは政治経済の受験でも可）。
最大2回の受験が可能なケース
①理学部を目指す人。
②法学部、異文化コミュニケーション学部、経済学部、経営学部、社会学部、観光学部、コミュニティ福祉学部、現代心理学部を目指す人で、日本史Bもしくは世界史Bを選択できなくても、地理Bと政治・経済の両方を選択できる場合。
（※ 地理Bと政治・経済は同日の実施ではありません。2月8日に「国語＋地理B」、2月12日に「国語＋政治・経済」の組み合わせでの受験となります）
最大1回の受験が可能なケース
文学部を目指す人で、地理Bを選択する場合。
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