【2023年度慶應法FIT】評価書について
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【2023年度慶應法FIT】シリーズでは、2023年度慶應義塾大学法学部FIT入試を受験する方に向けてさまざまな情報を発信します。
本記事では、FIT入試B方式で、出願書類の一つとして課される「評価書」について紹介します。
評価書とは?
評価書はB方式のみで課される出願書類です。在学している、もしくは卒業した高校に現在在籍している教員または学校長に依頼をして作成してもらいます。「記入者の署名、捺印の上、厳封」という但し書きと、「志願者の学力や性格などについて推薦できる点」について記述が求められていることからも、記入者が責任をもってその受験生を大学に推薦できることを伝えるための書類と言ってよいでしょう。
提出できる評価書は1通のみのため、自分についてよく知っている教員に作成を依頼しましょう。
評価書の作成を依頼するにあたってのポイント
A方式では、出願書類である「自己推薦書Ⅰ、Ⅱ」のなかでこれまでの活動の実績や取得した資格などをアピールできます。一方B方式では、それらについて直接アピールできる書類がありません。志望理由書や志願者調書でアピールをすることもできますが、実績や資格のアピールを無理に入れようとすると、設問から逸れた回答になったり、書類全体の整合性を欠いたりすることも考えられます。
そこで活用できるのが評価書です。試験官に伝えたい実績や資格などがある場合は、評価書を書いてもらう教員に事前に伝え、その事柄を確実に書いてもらえるよう依頼しておきましょう。依頼する際は、資格名や順位、成績など、残した成果を具体的に伝えてください。
評価者の見つけ方
先述した通り、評価書は自分自身についてよく知っている教員に依頼するとよいでしょう。たとえば、以下のような教員が考えられます。
・担任教員
・部活の顧問(あるいは生徒会や文化祭などの活動経験がある人はその担当の教員)
・学校長
・授業を受けたことのある科目の教員
・その他の教員
部活動での優れた実績をアピールしたい人は、最初に部活動顧問教員に声をかけてもよいですし、特定の科目の実績をアピールしたい人はその教科担当の教員に依頼をしても問題ありません。いずれにせよ、自分との関係性が近しく、快く引き受けてもらえる教員に依頼するのがベストです。
既卒生で、かつての担任教員や自分をよく知る教員がすでに卒業校に在籍していない場合は、まずは進路指導担当の教員に相談してみましょう。
「評価書は一つの大学にしか出せない」と言われたとき
高校によっては、複数の総合型選抜の受験が認められず、「他大学の総合型選抜でも評価書を書く必要があるならば、FIT入試の評価書は出せない」と言われることもあるかもしれません。
FIT入試は、他大学の受験を認めない「専願」ではありません。FIT入試と他大学の入試を併願することは明示的に禁じられているわけではないのです。まずはその旨を高校側に伝えたうえで、あらためて交渉をしてみましょう。
より詳しい交渉方法については、以下の記事を参照してください。
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