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洋々LABO > 大学別情報 > 慶應義塾大学 > 【2023年度慶應法FIT】A方式とB方式の併願について

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【2023年度慶應法FIT】シリーズでは、2023年度慶應義塾大学法学部FIT入試を受験する方に向けてさまざまな情報を発信します。
本記事では、FIT入試のA方式とB方式の併願について解説します。

FIT入試の併願について

FIT入試は、同一学科のA方式・B方式の併願が可能です。ただし、法律学科と政治学科の併願はできません。たとえば、法律学科のA方式とB方式は両方受験できますが、法律学科A方式と政治学科B方式の併願は不可です。

どちらか一方だけを受ける場合

A方式とB方式、両方の出願要件を満たしていても、準備の負担を考えて一方だけの受験に絞る人もいます。その場合は、B方式の受験を選ぶ受験生が多いようです。

理由のひとつは、B方式はA方式より倍率が低いためです。B方式は出願資格に評定平均の要件が課されていることもあり、例年A方式より倍率が低くなっています。FIT入試を受験した洋々の元受験生の結果を見ても、A方式とB方式を併願した場合、A方式のみ合格するケースは稀で、B方式のほうが合格しやすい傾向にあります。

もうひとつの理由として、A方式よりB方式のほうが出願書類の準備の負担が軽いことが挙げられます。A方式とB方式はともに志望理由書と志願者調書が課されますが、A方式ではこの2つに加え、さらに自己推薦書ⅠとⅡが課されます。自己推薦書はA4で2枚の所定用紙に加え、必要に応じて別途資料も用意する必要があるため、準備に時間がかかります。その点、B方式で受験生本人が作る書類は志望理由書と志願者調書のみのため、A方式よりも準備の負担が軽いと言えます。

以上のことから、A方式とB方式の両方の出願資格を満たしたうえで、どちらか一方だけを受験する場合、B方式の受験がおすすめです。

併願すべきかどうかに迷ったら

B方式を受験する人がA方式の併願をするかどうかに迷った場合、以下の3つの観点から考えるとよいでしょう。

1. 活動実績の有無

学校で成績を収めたこと以外にも力を入れてきたことがあれば、A方式の出願も視野に入れましょう。成果については、優れた実績がなくても問題ありません。

A方式では近年、出願資格の要件の一つとして「外国語学習に力を入れてきたこと、かつその成果を検定試験などで証明できること」が加えられました。学校で英語など外国語科目において特に優秀な成績を収めている人は、英語外部資格試験を受験し、その成果を受験資格として活かすのもよいでしょう。

2. 書類作成にかけられる時間

先ほども述べた通り、書類準備の負担はB方式よりもA方式のほうが大きくなります。他大学の総合型選抜や一般選抜の受験も考えているのであれば、A方式の書類の準備と並行できるか検討し、もし負担が大きすぎる場合はB方式のみ受験という選択をしてもよいでしょう。

なお、A方式とB方式を併願する場合も、提出する志望理由書と志願者調書は各1通ずつです。A方式用とB方式用で2種類の志望理由書と志願者調書を用意する必要はありません。

  • 併願する場合:志望理由書(1通)+志願者調書(1通)+自己推薦書Ⅰ(1通)+自己推薦書Ⅱ(1通)で計4通
  • 併願しない場合:志望理由書(1通)+志願者調書(1通)で計2通

の提出となります。

3. 二次試験の準備

B方式の二次試験で課される総合考査Ⅰ・Ⅱはオーソドックスな小論文試験ですが、A方式で課される論述試験や口頭試問は、一般的な小論文試験や面接試験とは少し異なります。B方式の総合考査Ⅰ・Ⅱに加え、A方式の試験の準備にどれくらいの時間をかけられるか、また、これらの試験形式にそこまで労力をかけずに慣れられるかどうかも、併願を検討する際の判断材料になります。

それぞれの試験の詳細や対策については、以下の記事を参照してください。
【2023年度慶應法FIT】A方式の論述試験について
【2023年度慶應法FIT】A方式の口頭試問について
【2023年度慶應法FIT】B方式の総合考査について
【2023年度慶應法FIT】B方式の個人面接について

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