【2023年度慶應法FIT】FIT入試A方式の10年間の倍率の推移
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【2023年度慶應法FIT】シリーズでは、2023年度慶應義塾大学法学部FIT入試を受験する方に向けてさまざまな情報を発信します。
本記事では、A方式の過去10年間の出願者数、一次試験合格者数、最終合格者数、倍率の推移について紹介します。
出願者数の推移
年度により差はありますが、過去10年間の出願者数は、例年法律学科より政治学科のほうが数十名多くなっています。
2015年以降、両学科の出願者数は右肩上がりですが、政治学科は2020年と2022年に出願者数が前年より減少し、2022年は直近5年間で最も少なくなりました。法律学科は2021年まで緩やかに右肩上がりでしたが、2022年は前年より15%程度減少し、こちらも直近5年間で最も少ない値となりました。
一次試験合格者数の推移
一次試験の合格者数は、2016年以降ほぼ大きな変化はなく、両学科とも70名程度で推移しています。しかし、2021年のみ両学科とも60名を下回りました。2021年は募集要項に「A方式は50名程度を第1次合格者」とすると明記されており、この方針に則って絞られたものと考えられます。
2020年は、新型コロナウィルス感染症の影響により、さまざまな大会や資格試験、イベントなどが制限され、A方式の出願資格のひとつである活動実績にも大きな影響が出ました。活動の機会が制限されたことや、試験形式を例年と大きく変更したことが、2021年の一次試験合格者数が絞られた背景として考えられます。
最終合格者数の推移
2020年以降、最終合格者数は両学科ともほぼ40名ずつで推移しています。FIT入試はA方式・B方式合わせて最大80名程度を合格者数の上限としているため、定員の半分となります。2021年は一次合格者数は減りましたが、最終合格者数は前年とほぼ変わりませんでした。
また、2022年は法律学科の合格者数が政治学科の合格者数を僅かながら上回りました。例年、最終合格者数は法律学科よりも政治学科のほうが多いか、両学科ほぼ同数であることがほとんどでしたが、2022年は7年ぶりに法律学科のほうが多くなりました。
倍率の推移
直近5年間では、法律学科は6倍強、政治学科はほぼ7倍から9倍近くで推移しています。
2022年に法律学科の倍率が顕著に下がったのは、出願者数が減ったのに対して最終合格者数の数が前年より増えたためです。法律学科の倍率が6倍を下回るのは、2015年以降初めてのことです。政治学科も、最終合格者数に変化はありませんが、出願者数が減少したため、前年より倍率が下がりました。
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