慶應法FIT入試 倍率の推移(2012-2023)
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先日、慶應義塾大学法学部FIT入試2023年度入試の出願者数や合格者数が公開されました。法律学科、政治学科のAB両方式の延べ出願者数(AB併願者のダブルカウントあり)は745名と前年度の827名から10%減りました。2022年度も2021年度から10%減っていたので2年連続で10%減ったことになります。一方で延べ合格者数(こちらもAB両方式合格のダブルカウントあり)は213名とわずかではありますがこちらも2年連続で増加しました。結果として2023年度FIT入試の平均倍率は3.5倍となり、前年の4.0倍からさらに下がりました。
2023年度で前年から出願者数が増えた学科・方式は法律学科A方式のみです。前年から最も大きく減らしたのは法律学科B方式で前年から20%減りました。政治学科はAB両方式とも2年連続で減っていて、いずれの方式もこの6年で最も低い水準となりました。
一方で合格者数については前年から大きな変化はなく、法律学科はいずれの方式も若干減、政治学科はいずれの方式も若干増となっています。
いずれの学科・方式でも合格者数の増減があまりなかったので、出願者数が増えた法律学科A方式のみ倍率が上がり、それ以外の学科方式は倍率が下がりました。A方式は法律学科、政治学科ともに5.4倍、B方式は法律学科、政治学科ともに2.3倍といずれの方式でも両学科の倍率がほぼ同じという珍しい結果になりました。一時は政治学科A方式で9倍近い倍率になりましたがここ数年の出願者数の減少にともない、倍率の数字もだいぶ落ち着いてきたようです。
洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。