日本の学校教育制度では国語、算数・数学、理科、社会、外国語の科目を中心に時間をかけて様々な学びを積み重ねていく。学びの中には1つ1つ水平に知識を増やしていく学びと新たな概念を会得する垂直方向の学びがある。たとえば、英語の単語を増やしたり歴史上の人物を覚えたりしていくのは前者、数学でこれまでにない捉え方を知ったり、新たな物理法則を覚えたりするのが後者にあたる。 多くの人にとって前者の水平に知識を増やしていく勉強の方が敷居が低い。やるべきことが明確で時間をかければ着実に自分の力が伸びるのを実感できる [→続きを読む]

大学入学共通テストで結局導入が見送られた英語民間試験の利用と国語・数学の記述式だが、元々公平性や実現性の観点から批判も多い中、2021年度の入試への導入にこだわったのはなぜだろうか?もちろん大学入試改革の理念を体現させるという意図があったのだろうが、導入見送りの決定以前にすでに及び腰になっている大学も少なくなかった。東大や京大では結局英語民間試験の受験を必須としなかったし、英語外部資格を出願の要件として挙げている大学でも大学入試英語成績提供システムの利用は必須とせず曖昧な運用をしようとしていると [→続きを読む]

新年おめでとうございます。 2020年は大学入試がいろいろと変わる年ですが今年も本質を見失うことなく洋々が価値を出せるところに集中して質の高いサービスを提供できるよう日々努力していきたいと思います。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

洋々では数年前から大学入試改革を視野に知見を蓄積し準備を進めてきたが、今年はいよいよ入試改革初年度となる2021年度入試の受験生を迎えサポートを本格化した。10月からは特に早慶に絞る形で2021年度入試について解説する説明会も月に数回のペースで開催し、すでに多くの受験生と保護者の皆様にお越しいただいた(年明けも引き続き開催する予定です)。大学入試英語成績提供システムの採用や共通テストにおける国語と数学の記述式が見送られることになり迷走が続く大学入試改革だが、早慶を始めとする私立大学では一般入試も [→続きを読む]

迷走する大学入試改革 今年の教育や学びに関連する話題として真っ先に挙がるのはやはり大学入試改革の迷走だろう。英語民間試験活用について、元々反対する意見も多い中、6月には一旦日程や方針が固まり、共通IDを11月から発行する手筈も整っていたが、文部科学大臣の不適切な発言が引き金になり、11月1日に急遽「大学入試英語成績提供システム」の導入見送りが決まった。その影響でもう一つの目玉であった、大学入学共通テストにおける国語と数学の記述式問題の採用についても雲行きが怪しくなり、こちらも今月ついに見送りが正 [→続きを読む]

洋々では大学受験および高校受験のグループ討論対策を行っている。こちらで提示したテーマについて受講生同士で議論をしてもらい、改善すべき点をフィードバックする。グループ討論においてはいかにそのグループに対して価値を出すか、ということが大事だが、価値の出し方にはいろいろな形がある。たとえば、他のメンバーとは異なる新しい視点を提示することで議論の幅を広げることができれば価値のある発言と言える。どちらかと言えば他の人の意見を批判するよりもそれをうまく活用してさらに自分の意見を加えて議論を盛り上げる方が価値 [→続きを読む]

大臣の不用意な発言に続いて英語外部資格の利用が急遽中止になってから連日話題になっている2021年度入試改革であるが元々あまり評判はよくなかった。大学入学共通テストにおける国語や数学の記述式は採点の精度を不安視する人が多く、中止になった英語外部資格の利用も公平性を疑う声が多かった。私は国語や数学の記述式も英語外部資格の利用も、「改革」を形として残すためだけに行われているのではないかと疑いたくなるような中途半端なものになっていて、手間のコストと比較してメリットが小さく、大学入試センター主導でやる必要 [→続きを読む]

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