2009年の衆議院議員選挙で民主党が圧勝して政権交代を果たしたときにはいよいよ日本にも二大政党制が定着するのかと思ったが、2012年に自公連立政権が成立して以来、旧民主党を中心とする野党が離合集散を繰り返し、政権交代の受け皿としては安定感を欠く。今のままだと現政権に不満を持ったとしても政権を交代させることには不安を覚えるという人も少なくないのではないかと思う。アメリカやイギリスのように二大政党制が根付いていると野党の政権運営能力が論点になることはあまりなく、国民が現政権に不満を持つ場合は政権交代 [→続きを読む]

日本語の「負けず嫌い」を研究社の新和英中辞典で引くと”a bad loser”と出てくるがあまりしっくりこない。「負けず嫌い」にはネガティブな響きもあるがポジティブな意味も含んでいる。”bad loser”だとネガティブな意味しかない。マイクロソフトのビル・ゲイツやアマゾンのジェフ・ベゾスはかなりの負けず嫌いだが、彼らがbad loserというイメージはそこまでない(ないこともないけれど)。どちらかというと”competitive”という形容詞の方が負けず嫌いのイメージに合っているかもしれない。 [→続きを読む]

食品の賞味期限でも自動車の速度制限でも世の中のルールは保守的に作られることが多い。食品の賞味期限はおいしく食べられなくなる時期のはるか手前に設定されているように思うし、自動車の速度制限もドライバーとして感覚的に適切だと思われるスピードより低く設定されているように感じることが多い。いずれも安全を確保するためにある程度の余裕を持って設定されているのだろう。初めはそれでもよいが余裕を持たせすぎると消費者やユーザーは次第に少しくらい過ぎていても大丈夫だろうと考えるようになる。危険なのは賞味期限を改ざんし [→続きを読む]

自身の中学高校時代を振り返るとやるべきことをやるのがあまり得意でなかったように思う。思い返すと反省ばかりなのだが、授業の予習復習をやった覚えはないし、宿題もあまりやらなかった。やれと言われるとやりたくなくなるという天の邪鬼の面があったことも否めないが、ただ単に億劫に感じて敬遠していたところもある。 それでも大学受験を意識するようになってからはやるべきことと自分で納得すれば多少面倒なことでもでもやるようになった。とはいえ、苦行のようなものはできるだけ避けて楽しいと思えることを優先してやるようにした [→続きを読む]

山登りをしていると時々間違った道に入ってしまうことがある。すぐに気づけばよいがある程度進んだ後に本来の道でないことに気づくと元の場所に戻るのが面倒になり何とか今の道をさらに進むことで目的地にたどり着けないか考えてしまう。ごくまれにそうやってうまくいくこともなくはないが、ほとんどの場合は引き返した方が早いし、より大事なことにはその方が安全である。 車を運転していても左折すべき交差点を間違えたりしたときにそのままその道を進みたくなる衝動に駆られることがある。何とかこの間違いを活かして逆に早く目的地に [→続きを読む]

コロナ禍の影響で先行きが見えにくい入試改革元年の大学受験だが総合型選抜の出願はいよいよ締切の迫るところが多い。一方で、一般選抜の方も新しく始まる大学入学共通テストや大学の個別試験を4~5か月後に控えており、そろそろ過去問に手を出し始める受験生も多いだろう。さてその過去問について共通テストもそうだが今回新しい形での入試を始めるところでは当然ながら過去に出題された問題は存在しない。代わりに多くの大学で公開されているのがサンプル問題だ。 早稲田大学政治経済部の2021年度一般選抜は200点満点のうち、 [→続きを読む]

株式会社は利益を株主に還元することが求められる。株主の資本に対するリターンの割合はROE(株主資本利益率)と呼ばれ株式投資の上で重要な指標になる。ROEを高めるためには手元にある資金を効果的に活用する必要がある。株主としては企業に余剰の資金があることは必ずしも望ましいことではなく、すべての資金をしっかり活用してもらうか、使わないのであれば返してほしい、と考えがちだ。企業にとって借入金を増やすこともROEの向上につながる。株主が提供した資金だけでなく、たとえば銀行から借り入れた資金も活用することで [→続きを読む]

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