マーク・トウェインの「トム・ソーヤーの冒険」の中に有名なペンキ塗りの話がある。塀のペンキ塗りを仕事として言いつけられたトム・ソーヤーが最初は仕方なく嫌々やるのだが、友達が通りかかった際にさも楽しそうにやるのを見せつけて、しかも友達が自分にもやらせてくれ、というのを敢えて断ることで焦らし、最後はりんごをもらってやっと仕事を譲る。トム・ソーヤーは嫌な仕事を逃れ、友達が代わりに仕事をするのをりんごを食べながら寝そべって見る、という話で、してやったりな感じなのだが、よく考えてみるとペンキを塗る方がいいの [→続きを読む]