就職活動をしていたとき「誰にも負けないものってありますか」とよく聞かれた。会社に入って社会人に成り立ての頃も社長や役員の訓示でこれだけは誰にも負けない、という武器を持ちなさい、ということをよく言われた。 確かに誰にも負けない差別化できる要素は大事だ。自分の存在価値でもある。自分である必要がなければ他の人と代替が可能になり自分の価値が下がってしまう。洋々の受講生にも自分の差別化ポイントはどこかということをよく聞く。書類や面接で勝負するAO推薦入試で合格するためには1点でも多く取ればよいペーパーテス [→続きを読む]

最近ビジネス本のベストセラーリストを眺めていたら10位以内に「エッセンシャル思考」と「本質思考」という、似たような名前の2冊が入っていた。他にも「0ベース思考」という本もリストに載っていて10冊中3冊が「本質」に関連しているということに興味をひかれた。いずれの本も読んでいないので内容は知らないのだが本の紹介を見るとそれぞれ「本当に重要なことを見極め、それを確実に実行する」、「現象に惑わされず、『その裏側で何が起こっているのか』『どうしてそうなるのか』というふうに、ものごとの本質に目を向けなければ [→続きを読む]

俳句や短歌は美しさを美しいと言わずに表現するものだと学校で教えられた。最初はそれが単なるルールで、本当は「美しい」と言った方が伝わるのに敢えてそれを言わないでそれを伝えるというゲームのようなものだと思っていた。しかし、今では本当の美しさを伝えるために「美しい」と言わない方が伝わるというのもわかる気がする。「美しい」という大雑把な言葉ではなく、よりきめ細やかな表現を使うべきということもあるが、それとは別に、美しさに限らず何らかの感動を伝えたいときには自分の感じたことをそのまま伝えない方がより共感し [→続きを読む]

大学受験のように限られた期間に何かを学ぼうと思ったときどのように時間を使うのが最も効果的だろうか?適切な睡眠時間はそれだけで大きなテーマになるが仮に1日6時間としよう。恵まれた環境で日常の瑣事に囚われることなく1日3回の食事や入浴に合計3時間程度使うとして残り15時間をどう使うか。 たとえば最も評判の高い講師の授業を毎日受講するのはどうだろうか?朝6時に起きて朝食を摂って諸々支度をした後7時から授業を受ける。1時間ごとに10分くらいの休みを入れるとして12時まで50分を5コマ入れられる。12時か [→続きを読む]

小さい子どもが初めて野球のボールを投げると多くの場合10メートルも届かない。それが少年野球チームで毎週末活動すると20メートル、30メートルと投げられるようになっていく。しかし、やればやるほど距離が伸びるというわけではなく投げ方がよくないとある程度のところで伸び悩む。そこからさらに伸ばしていくためにはそれまで自分が慣れてきた投げ方を変えなければいけない。投げ方を変えると初めは思い通りにコントロールできず、距離もむしろ落ちるかもしれない。しかし、もう一段階上を目指すためには自分の中での安定した投げ [→続きを読む]

今まで多くの「鈴木」さんや「佐藤」さんと知り合いになる機会があったが、頭の中で混乱することはあまりない。同じ名前であっても場面によって、当該の「鈴木」さんや「佐藤」さんを正しく思い浮かべることができる。自分と同じ苗字の「清水」さんに出会っても違和感なく、相手を「清水」さんと呼べるから不思議だ。全く違う人を同じ名前で覚えてしかも完全に切り分けることができる。 アメリカ合衆国といえば世界一の経済力を持ち軍事力も強大な国を思い浮かべる。20世紀後半ほどではなくなっているとしても今でも世界で最も影響力の [→続きを読む]

事実は小説よりも奇なり、というが、事実とフィクションの差は大きいようで、実はそこまで変わらないものなのではないか、と思うことがある。おかしなことを言うようであるが、「事実」と言えるものが存在したとしても人間はそれを「脳」を通してしか認識できない。ある人が感じる「事実」とはその人の脳が作ったストーリーである。逆にその人の「脳」の認知できる範囲でしかその人は「事実」を認識できない。だからどんなに「奇なる」事実であっても所詮人間が想像できる範囲でしかない。そう考えると人間の脳で考え出すフィクションも人 [→続きを読む]