市場価値という言葉を聞くと公平で客観的であるような印象を持つ。確かにそういう面はあると思うが、それが唯一の絶対的な「適正」な価値を示しているかというとそれは違う。なぜなら受け手によってそのモノやサービスの価値は変わるからだ。自分が今所有する車を市場で売ると10万円にしかならないとしても、自分にとっての価値が10万円しかない、ということにはならない。その人にとっては新車より価値のある可能性も十分にある。車に限らず、自分で使い込んでいるモノは、使い込めば使い込むほど自分にとっての価値が上がる。その一 [→続きを読む]