学習や教育を取り巻く環境の変化


2014年も残すところ今日と明日の2日のみとなった。今年も学習や教育を取り巻く環境についての変化を感じる年だった。

まずネットや新しいデバイスを活用した学びの環境がさらに増えた。MOOC(Massive Open Online Course)の代表格であるCourseraやedXのサービスが始まったのは2012年のことだがすっかり軌道に乗った感がある。東大や京大の参加も話題になった。日本版MOOCの講座も今年始まり順調に受講者数を集めているようだ。スマホやタブレット端末に対応したサービスも随分増えた。大学受験の対策や語学の学習で本格的に活用されている。小学校でのタブレットを使った学習の取り組みなども多く紹介されるようになった。

それからグローバルを意識した取り組みもさらに広がった。塾や予備校の中でも海外大受験用のプログラムを用意するところが増えてきた。一部の高校生が海外の大学に目を向けるようになってきた一方で日本の大学は海外からの志願者を意識するようになっている。慶應義塾大学は経済学部に2016年から全授業を英語で行う秋入学のプログラムを設けると発表した。募集枠は100人と本気度が伺える。

グローバル化にも少し関係しているが日本の大学入試のあり方が変わろうとしている。2016年度入試から始まる東大の推薦入試や京大の特色入試の概要も明らかになった。文部科学省による日本の大学入試改革の動きについても社会での関心が高いせいか新聞などでもよく採り上げられた。2021年度入試から大学入試センター試験に変わって「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が導入される方針も固まった。文科省が「点からプロセスへ」と称する入試改革は1点刻みの学力検査を脱却し高校時代の多様な活動や大学での学習に対する意欲の評価に重きを置くという方向で動いている。
このような変化がある中で、代々木ゼミナールが全国27か所のうち20校閉鎖するというニュースもあった。少子化の影響もあり今までと同様のやり方だと難しいのかもしれない。

テクノロジーの活用、グローバル化、そして、日本の大学の入試改革、いずれの変化も洋々にとっては追い風だ。今後付加価値を出せる分野がますます増えると思うとわくわくする。引き続き地道に努力を重ねることで社会に対してより大きな貢献ができるように来年も頑張っていきたい。

2014年もありがとうございました。2015年もどうぞよろしくお願いいたします。


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