バッチ処理とリアルタイム処理という言葉がある。コンピュータの仕事の処理の方法に使われることが多いが、前者はある程度まとめて一気に仕事をする方法、後者は反対に仕事が入ってくる度に処理する方法を指す。仕事の種類によって向き不向きがある。 人間の仕事においても、特に事務作業については、まとめて行うバッチ処理と逐次行うリアルタイム処理の2種類の方法を選べる。当然、仕事によっても、その仕事を行う人の性格によっても、どちらの方法で処理すべきかは変わってくる。ただ、多くのケースで必要以上にバッチ処理が選ばれが [→続きを読む]

小学生の頃、中学受験用の塾に通っていたのだがそこでは方程式を教わらなかった。小学生なので当然だと思うかもしれないが中学受験の算数では方程式を知っていると簡単に解ける問題がたくさんある。数学とは異なり、途中の式が必要ないことも多く、その場合は答さえ合っていれば正解になる。どんな方式で考えてもよいのであれば方程式の解き方を知っていることは大きな武器となる。さらに、これは人によって意見が分かれるところかもしれないが、方程式は中学受験のために習う算数の解き方より簡単に習得できる。 で、今、私が小学生に方 [→続きを読む]

情報の伝達は人間だけでなく言語をもたない動物同士の間でも行われている。アリのような小さな虫でも餌を発見したことや外敵が巣へ侵入してきたことを化学物質の分泌によって仲間に伝えることができる。多くの動物は音を使って仲間とコミュニケーションを取る。人類も言語を獲得するまでは他の動物と大差なかっただろう。しかし、ただの叫び声とは異なる言語を獲得するとともに伝えることのできる情報量が飛躍的に増えた。初めは話し言葉だけだったがそのうち文字を生みだし視覚を通して伝えることができるようになった。さらにそのずっと [→続きを読む]

報道によると安倍首相は10日から11日間の長期休暇に入ったという。昨年の衆院選以来、働き過ぎの懸念もあったし、タイミング的にもよい休暇の取り方だと思う。適当な頻度でしっかり休みを取ることは長期政権を敷くために大事だろう。特に前回、肉体的なものか、精神的なものかわからないが、健康の問題で辞任したことを考えると今回はやり方を変える必要がある。 サラリーマンとして会社勤めをしていたとき、私は、有給休暇をほぼ全て使いきっていた。多くの人がせめて次年度に持ち越しできない分は今年度中に消化しようと苦労する中 [→続きを読む]

先月モスクワを訪問するにあたりロシア語を勉強してみた。本を何冊か購入して1ヶ月くらい独学でやってみたのだが改めて外国語習得の難しさを思い知らされた。まずアルファベットを覚えるのに意外と時間がかかる。キリル文字はローマ字と共通点も多いが、それでも33文字覚えるのは思っていたほど簡単ではない。それから「こんにちは」「ありがとう」などのごく基本の挨拶を覚えるのもそれなりに時間がかかる。「ありがとう」の「スパシーバ」とかはまだよいが「こんにちは」の「ズドゥラーストゥビチェ」とかは何度も聞いて何度も発音し [→続きを読む]

21日に投開票が行われた参議院議員選挙は大方の予想通り自民党の圧勝に終わった。憲法改正に必要な3分の2の議席には届いていないが「ねじれ」は解消し、今後法案を通しやすくなる。自民党は昨年12月の衆議院議員選挙で圧勝したときからここを目指してきたはずだ。今のところ狙い通りと言っていいだろう。第一次安倍内閣のときは組閣当初高かった支持率が見る見るうちに下がっていった。その嫌なイメージを振り払うかのように今回は経済政策に集中してスピーディーに手を打ち、高い支持率を半年強、維持することができた。とりあえず [→続きを読む]

先週、洋々の説明会を開催するためモスクワに行ってきた。隣国でありながらロシアに行くのは今回が初めてだった。 小学生の頃、ソビエト連邦といえば何か得体の知れない恐ろしい国というイメージがあった。正義の国アメリカと対立し日本に対しても核兵器を向けているどちらかというと「悪」の国のイメージがあった。日本の歴史を少し齧った後は第二次世界大戦の最終段階で不可侵条約を一方的に破って日本の領土を奪った国としてネガティブなイメージが増した。 ゴルバチョフ書記長がグラスノスチ(情報公開)、ペレストロイカを進めたと [→続きを読む]