IBMのノートブックPCの工場でエンジニアとして勤務しているとき、製品の品質を確認する指標としてFPY(First Pass Yield: ファーストパスイールド)の数字が重視されていた。製品を部品から組み立ててテストを行うと工程の終わりまでに一定数の不良品が出る。原因は特定部品の不良であったり、組み立てのミスであったりするのだが、多くの場合、部品を交換したり、組み立て直したりして正常の状態に戻した上で、再度テストして出荷できる状態にする。一方で大多数の製品は、最初から最後まで一度もテストでエラ [→続きを読む]