2014年も残すところ今日と明日の2日のみとなった。今年も学習や教育を取り巻く環境についての変化を感じる年だった。 まずネットや新しいデバイスを活用した学びの環境がさらに増えた。MOOC(Massive Open Online Course)の代表格であるCourseraやedXのサービスが始まったのは2012年のことだがすっかり軌道に乗った感がある。東大や京大の参加も話題になった。日本版MOOCの講座も今年始まり順調に受講者数を集めているようだ。スマホやタブレット端末に対応したサービスも随分増 [→続きを読む]

洋々は2005年に横浜で設立して以来会社としての所在地を横浜に置いてきた。初めは役員のメンバーも他のフルタイムの仕事をしつつ土日や早朝の時間を使って受講生のサポートをしてきた。自前の教室を持っていなかったので横浜駅近くの貸会議室を使った。少し受講生が増えてきていよいよ教室を構えるとなったときどこに構えるかということは社内で議論になったが慶應SFCを志望する受講生が多く、またメンターもそこに通っている学生が多かったこともあり、湘南台に比較的近く、通塾の便がよさそうな横浜に決めた。フルタイムで他の仕 [→続きを読む]

どこの国の政治を見てもなかなか安定しない。日本では早くも衆議院が解散したし、米国では今月初旬に行われた中間選挙で共和党が議会の上下両院で過半数の議席を確保し、民主党のオバマ大統領の立場はより一層苦しくなった。 しかし、見方を変えれば各政党が押し合いへし合いしているような状態こそが安定していると言えるのかもしれない。同じ国の中にもあらゆる考えの人がいて、個々の利害はもちろん一致しない。その様々な意見を持った国民の代表が国会議員であり、国会議員同士の意見がぶつかりあうのも当然だ。しかも国民一人一人の [→続きを読む]

年内の衆議院の解散・総選挙が取り沙汰されている。報道によれば来週にも解散を決定し、12月に衆議院選挙を行う方向で話が進んでいるという。消費税の10%への引き上げの延期について国民の信を問うという建前だが正直なところあまり賛成できない。2015年10月に予定されていた消費税10%への引き上げは当初から景気の動向をみて判断するということになっていたし、それを多少延期するからといって国民が強く反発するとも思えず、わざわざ信を問うほどのことではない。 そう考えると、もし今回衆議院が解散されるとすればそれ [→続きを読む]

象は大きくて鼠は小さい。人間から見ての話だ。蟻は鼠よりさらに小さいし、プランクトンは蟻よりさらに小さい。プランクトンと一言で言ってもミジンコのように1mmくらいの大きさのあるものもあれば、植物プランクトンの中には0.01mmくらいしかないものもある。プランクトンの大きさなど普段はあまり気にしないし、とても小さい生物くらいの認識しかないが、実はプランクトンと一括りに言ってもその中にも象と鼠くらい差がある。 今世界で警戒が強まっているエボラ出血熱はウィルスを病原体とする感染症だが、そのウィルスの大き [→続きを読む]

クレジットカードの不正使用が増えているという新聞記事を読んだ。大手家電量販店で店員が客のカード情報を盗んで不正使用した、という例もあったという。 クレジットカードは日本でも使用できる場所が増えて日常生活に欠かせないものになりつつある。カード市場は右肩上がりで成長し、経済産業省によれば昨年2013年の取扱高は前年比9%増の40兆3227億円。特にインターネットとの親和性が高く、クレジットカードがなければインターネットの商用利用はここまで普及していなかったかもしれない。サイトに一度カード情報を登録す [→続きを読む]

人には得意不得意がある。それは仕方のないことだと思うが自分の得意不得意を必要以上に決めつけて自分の能力を見限ってしまうのは勿体ない。私自身のことを振り返ってみても中高生の頃、歴史、地理のような科目が好きでなかったし成績もあまりよくなかった。自分は理系だと思っていたし、理系は社会系の科目が不得意なものだと思っていて、勉強にもあまり時間をかけなかった。しかし、理系、文系というのはそこまで明確に分けられるものではない。私は大学院でビジネスを学んだが、ビジネスは理系か文系かと言われるとよくわからない。日 [→続きを読む]