洋々では原則として個別指導でのサポートを行っているが折々に受講生を集めてアクティブラーニングの場を提供している。自分のアウトプットに対してフィードバックをもらうという意味では個別指導が最も効率的で効果的だと考えているが「刺激」という意味では個別指導では不十分なことがある。自分の発言に対して周りの受講生やプロフェッショナルから質問や意見をもらったり賛成あるいは反対されて刺激を受けることによって、もっと頑張ろう、もっと知識を身につけよう、と思ってもらえたら嬉しい。洋々では毎月受講生向けにワールドカフ [→続きを読む]

2020年度から小中学校でプログラミングを必修科目にするという動きがあり、政府の新成長戦略にも盛り込まれている。コンピュータに興味を持った子どもが手軽にプログラミングを学べるような環境を整えるのはとてもいいことだと思う一方で小中学校ですべての子どもに一律のカリキュラムでプログラミングを学ばせる必要性はあまり感じない。 コンピュータに関連する技術は第二次世界大戦前後から急速に進歩し続けていて、20世紀末から21世紀初頭にかけてのインターネットの爆発的な普及も経て、今後もITの発展の勢いはとどまりそ [→続きを読む]

イギリスの作家のジェフリー・アーチャーの小説が好きで今まで出版されたものはすべて読んでいる。2月にクリフトン年代記というシリーズの6巻目「Cometh the Hour」が発売されてAmazonのKindleで読んだ。翻訳されるのを待てずに原書を読むようになったがペーパーバックが出るのも待てずKindleで読むようになった。クリフトン年代記は1年に1冊のペースで出版されているので約1年ぶりにクリフトン家の世界に戻ったことになる。読み始めるときは誰だっけ?というようになる登場人物もいるのだが読み進 [→続きを読む]

洋々は大学受験、高校受験の準備のための講座を提供しており、一般的には「塾」として認識されることが多い。受験での合格を目指して入会される人がほとんどなので合格実績についてもよく聞かれる。しかし、洋々では創立以来ポリシーとして合格者数、合格率について一切公表していない。数字で示すことは一見わかりやすいように見えるが、その内容を明らかにせずに数字だけを出すとむしろ大きな誤解を生む可能性の方が高いと考えている。 塾・予備校に入る時点での能力は人によって大きく異なる。すでに学力が高い状態で来る人もいればそ [→続きを読む]

「勉強」というと教科書を読んだり問題集を解いたりというイメージがあるが「知見を高め(知識を深め)たり時間を有効に使ったり単位・資格を取得したりするために、今まで持っていなかった、学力・能力や技術を身につけること」(新明解国語辞典)という意味で考えるともっといろいろなやり方があっていい。今まで10年以上仕事としてWeb上でのトレーニングや洋々での対面での受験サポートに携わってきてそれなりに「勉強」についての知見を蓄積してきたつもりだがまだまだいろいろな可能性があると思っている。 「勉強」といえば教 [→続きを読む]

先週17日に開催された文部科学省の高大接続システム改革会議(第11回)の資料が公開されている。新聞等での報道もあったがセンター試験に代わるいわゆる新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」のマークシート式の問題イメージ例もある。物理と世界史のみだがいずれも現状のセンター試験と比較して、受験生の実力を測るという意味でも、受験生を正しい方向で準備させるという意味でも大きく改善されている。センター試験の物理の問題は知識を問うものがほとんどで本質を理解していなくても公式が分かっていれば正解選択肢を [→続きを読む]

大学受験に使われる新テストについての議論が迷走しているように見える。センター試験に代わり2020年度から導入予定の新テストについて当面複数回の実施を見送るという案が先月末に文部科学省から示された。記述式を導入すると採点に時間がかかるため複数回の実施は難しいという判断だという。複数回の実施に対して高校側から「行事に悪影響が出る」「3年生が受験漬けになる」といった批判も出ていたそうだ。 大学入試改革の柱として記述式試験の導入と複数回実施の2つがあったが前者を優先した結果、後者を断念する方向になってし [→続きを読む]