東芝が不適切会計の問題を今年の4月に公表してから半年以上経つが、未だに連日のように新聞の紙面を賑わせている。株主が東芝に対して集団訴訟を起こすという話がある一方で、東芝自体が旧経営陣に対して損害賠償請求訴訟を起こすという話もある。昨日の日本経済新聞1面の記事によれば、証券取引等監視委員会が行政処分として、東芝に対する課徴金は70億円を超え過去最高額となる見込みとのこと。第三者委員会の調査では利益至上主義の経営陣が社内で圧力をかけ過ぎたことが不適切会計を招いたとしていて、報道もだいたいそれに沿った [→続きを読む]

米グーグル社が電撃的に持ち株会社アルファベットの設立を発表してから2ヶ月経つが未だに「グーグルの持ち株会社」という枕詞がないと何の会社なのかすぐには思いだせない。グーグルの親会社の名前を述べよ、というようにテストされたらおそらく思いだせるが「アルファベット」という名前はまだ自分の頭の中ですっきりとは収まっていない。今までのグーグル社の大きな部分をアルファベットA-ZのGに過ぎないものにしてしまうというのは、これだけ巨大な企業になった今でも、さらなる成長を目指してリスクを取って挑戦する姿勢を示して [→続きを読む]

消費税増税に伴い飲食料品にかかる消費税の扱いについて議論されている。通常の税率で一度支払った後に申請すれば払い戻すという還付金制度案が後退したのはよかったが別の案もなんだか複雑でわかりにくい。いっそのこと年金も健康保険も子ども手当も生活保護も消費税もすべて合わせて国民全員に一律支給するベーシックインカムのような制度がよいのではと思ってしまう。洋々が法人として支払う税金も支払い先が地方自治体だったり国だったり種類がいろいろあったりで社会保険も含めるとても煩雑でストレスフルだ。税金と社会保険をまとめ [→続きを読む]

残念ながら生放送では見られなかったが結果を知った後、録画放送でラグビー日本代表の対南アフリカの試合を観た。優勝候補の一角である南アフリカに対して終始リードを許しながらも食い下がり最後の最後で逆転のトライを決めて番狂わせを演じたゲームは感動ものだった。29対29の同点のまま試合時間残り10分を切ったところで得たペナルティによるチャンスでトライを狙わずにPGで確実に3点を取りにいった南アフリカと、試合終了直前にPGではなくリスクを取ってトライを狙いにいった日本との差が象徴的だった。 日本代表のメンバ [→続きを読む]

洋々は本日2015年9月7日創立10周年を迎える。といって何のイベントを用意しているわけでもなく休校になるわけでもなく本日も通常通りの業務が行われる。 2005年に会社を登記したとき洋々にフルタイム社員は存在せず4人の創業メンバーがそれぞれ本業の傍ら空いた時間に手伝うという形だった。当時はまだ事業内容も固まっておらず、自分たちの能力を発揮して社会に貢献し、なおかつ、事業としても成り立つようにするにはどのような分野でどのようなことをすればいいのかリサーチをしている状態だった。当初から理念として「幼 [→続きを読む]

Amazon.comは顧客重視の会社ということで有名だ。創業者でCEOのジェフ・ベゾス氏は何よりも顧客体験を大事にする。実際、Amazonのサイトは使いやすいし、価格も最低価格帯に抑えられている商品が多く、安心して買い物ができる。商品を探して確認して購入するまでストレスがほとんどない。消費者の1人としてAmazonの顧客重視の姿勢を疑うことはあまりない。 その反面、Amazonは出版社や他の商品提供者などのビジネスパートナーに厳しい要求を出す。自社内でも社員に求める水準も高く、社員間の競争も激し [→続きを読む]

なぜ洋々という名前にしたのですか?という質問をよく受ける。何をやっているかすぐわかる名前にした方がよいのでは?というご指摘をいただいたことも一度や二度ではない。洋々は4人のメンバーで創業した会社で名前も4人でアイディアを出し合って決めた。10年前のことなので細かいことはあまり覚えていないが、それぞれがいつまでに何個以上アイディアを出すという感じでノルマを決めたことは記憶している。私自身も日本語や英語の辞書を引きながらうんうん考えて絞り出すようにして候補を出した。4人で持ち寄った社名のアイディアの [→続きを読む]