数日前にGoogles社開発の囲碁のソフトウェアがプロ棋士に勝ったという報道があった。日本経済新聞は1面に記事を載せていたがそのくらいのインパクトはあるニュースだった。今回のプロに勝ったというGoogleのプログラムはコンピュータが自ら学習するディープラーニングという手法を使って開発したという。ここまで来たら世界一の人間囲碁棋士よりも強くなるのは時間の問題だろう。もしかしたらすでに超えているかもしれない。 このままコンピュータの進歩が進むとコンピュータが人間を「支配」する日はそんなに遠くないので [→続きを読む]

若いときから高い目標を持ち、その道のプロフェショナルを目指し研鑽を積む、というのは素晴らしいことだと思う。スポーツ、芸術、囲碁・将棋などの分野で最高峰を目指そうと思ったら大人になってから始めるのでは遅い。ほとんどのプロフェッショナルは小学生の頃から努力を重ねている。残念ながら中学生になってからピアノを始めてもプロのピアニストになれる可能性は極めて低い。囲碁、将棋も同様だ。スポーツの競技によっては中学生になってから始めてもプロになれる可能性はあるが、それまでに他の競技を行うなど身体能力を高めておく [→続きを読む]

新年おめでとうございます。 昨年は一年を通して走り続けることができた年でした。やり残したことはたくさんありますが365日充実した日々を過ごすことができました。 今年も健康に気をつけながら366日間走り続けて着々と成果を積み重ねていきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年はいよいよ東京大学の推薦入試と京都大学の特色入試が始まった。慶應湘南藤沢キャンパス(SFC)で1990年にAO入試での募集が始まってから25年になる今年は日本の大学受験において節目となる年になるかもしれない。まだまだ人数自体は少ないし、これまでの後期試験同様マイナーな存在で終わる可能性もなくはないが、今年、国公立大のAO推薦入試の実施大学数が過去最高となったり、国立大学協会がAO推薦入試の割合を入学定員の3割に拡大する方向で改革を推進するという話もあったりして、今後の10年で大きく変わってい [→続きを読む]

今年、洋々では渋谷本校を新設し、それまで三つあった校舎を一つに統合した。横浜、池袋、秋葉原の校舎の方が近い既存の受講生には通学の負担を強いることになり、また、新規の受講生がどれくらい来てくれるかも読み切れず、かなり迷った末の決断だったが、結果として統合はよい判断だったと思っている。まず当然のことながら日々のオペレーションがシンプルになり全体の仕事に占めるオペレーション業務の割合が減りその分受講生のために費やすことのできる時間が増えた。洋々メンバーが一か所に集まった効果もありいつでも誰かが質問や相 [→続きを読む]

ゲーム理論の「囚人のジレンマ」は、お互い協力しあうよりも自分だけが裏切る方が得をするという局面で、お互いに裏切りを選ぶと、結局、協力しあうときよりも両者が損をする、というジレンマである。相手が裏切る場合、裏切らない場合、どちらの場合でも自分が裏切った方が得になるため合理的に考えると裏切りを選ぶことになるが、双方が裏切りを選ぶと、双方が協力する場合より、どちらも損をする、というところにジレンマがある。 取引が1回だけの場合は裏切りが合理的な選択肢になるが今後も取引が何度も続く場合には裏切り続けるこ [→続きを読む]

東芝が不適切会計の問題を今年の4月に公表してから半年以上経つが、未だに連日のように新聞の紙面を賑わせている。株主が東芝に対して集団訴訟を起こすという話がある一方で、東芝自体が旧経営陣に対して損害賠償請求訴訟を起こすという話もある。昨日の日本経済新聞1面の記事によれば、証券取引等監視委員会が行政処分として、東芝に対する課徴金は70億円を超え過去最高額となる見込みとのこと。第三者委員会の調査では利益至上主義の経営陣が社内で圧力をかけ過ぎたことが不適切会計を招いたとしていて、報道もだいたいそれに沿った [→続きを読む]