片付けのための箱


何かを片付けようと思ったときにそれを片付けるための箱を用意する、ということはとでも大事だ。いろいろなものが散乱している状態だとなかなか片付ける気にならないが、それぞれのものを格納する場所が明確だと片付ける気になる。散らかっているものが丸い物、三角な物、四角な物、星形の物、だったとして、丸い物用の箱、三角な物用の箱、四角な物用の箱、星形の物用の箱があれば、1つずつ拾って適切な箱に入れればいい。

自然界にある石のように形が明確でないものを片付ける場合は箱を用意するのが少し厄介だ。丸い石の箱、三角な石の箱、四角な石の箱、と形で分けようとすると丸っぽい四角のような石をどちらに分けるべきかで迷う。上から見ると三角だけど横から見ると四角に見える石もあり得る。もしかしたら形ではなく、色や模様、大きさ、重さなどで分類するような箱を用意する方が片付けやすいかもしれない。適切な箱を用意できれば片付けをする気になるし、どの箱に入れればいいか迷うようだとまた片付けが面倒になる。散乱の度合いが大きいことよりも片付けの方針が立たないことの方が片付けを億劫に感じる要因となる。こうすれば片付けられるという道筋が立ってさえいれば、むしろ進んで片付けたくなるものだ。

箱による片付けは頭の中でも行うことができる。箱を意識するかどうかは別にして箱に仕舞うのと同じような形で項目ごとに分類して記憶することができる。記憶する場所をうまく設定できれば物事を覚えやすくなる。記憶法の1つとして頭の中で記憶の宮殿を作る、という方法を本で読んだことがある。覚えるべき項目を自分の知っている家を想像して玄関から入って順番にどの部屋のどこに置くかを考えながら記憶すると覚えやすいという。

記憶の宮殿までいかなくても、脳の中で収まる場所があれば物事を分類して仕舞い後で引き出せるように記憶しやすくなる。学校の勉強、特に数学は脳の中で物事を整理して分類するために役に立つ。現実の世界で物を仕舞うときに箱がないと片付けるのが億劫になるように脳の中でもどうやって仕舞えばいいかわからないと覚えたり学んだりすることが面倒になる。幅広く対応できるような箱を用意して新しい情報を次々と吸収して自分のものにできるような準備をしておけるといい。


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