自分自身いかに時間を効果的に使うか、ということを常々考えてきたような気がするのに、最近のタイパ重視の考え方に違和感を覚えるのは、それがただ単に時間を短縮する方向に向きがちだからだ。動画を倍速で視聴したり、本の要約だけ読んだり、同じパフォーマンスをより短い時間で得ようとする。コスパでもタイパでも分母のコストやタイムは測定しやすい一方で分子のパフォーマンスを測定するのは難しい。ついつい測定しやすい方に注目するので安い方、短い方に向かいがちだ。費用や時間の削減によって単位当たりのパフォーマンス向上につ [→続きを読む]