時間を使うことと成果を出すこと


何事も成果を上げることは簡単ではない。3年間きつい練習を積み重ねて大会に臨んでも1回戦で負けることもある。毎日数百回素振りを続けていても大事な試合で打てるとは限らない。問題集を何周回していても試験本番では解法が思いつかないかもしれない。こつこつ語学の勉強を続けていても流暢に話せるようになる保証はない。そのくらいならまだいいかもしれないが、たとえば一生かけて一つのことを研究し続けても大した発見ができないこともある。国民が注目するような重大事件に対して10年、20年懸命に捜査しても未解決のままのこともある。時間をかけたからといって成果が上がるとは限らない。

さらに同じ時間をかけても人によって成果の出方に差が出る。練習量が多いチームが勝つとは限らない。毎日限られた練習時間に集中して成果を出すチームもある。勉強も時間に比例してできるようになるわけではない。そんなに勉強していないように見えてもテストで高得点取る人はどの学校にもいるだろう。語学の習得のスピードも人によって異なり、世の中には若くして何か国語も話せる人もいる。

時間を使っても成果が出るとは限らないし、同じ時間を使っても人によってすぐに成果が上がる人もいればそうでない人もいる、そう思うと、時間を使って挑戦することに気が進まなくなりがちだ。ダイエットに興味はあっても毎日運動しても痩せるとは限らないと言われるとなかなかやる気になれない。それでも何か実現したいことがあるのであればまずはそのために時間を使いたい。英語ができるようになりたいと思ったら、できるようになるかどうかを考える前に、まずは毎日一定時間を英語の勉強に割くべきだ。それで成果が上がるとは限らないし、最初は集中力が続かない、ほとんど無駄に感じる時間になるかもしれない。それでも毎日英語の勉強の時間を作る、ということは上達のための第一歩になるし、それをしない限りいつまでたってもできるようにならない。成果を上げることは簡単ではないが毎日一定の時間を割くことは難しいことではない。より効果的な時間の使い方を考える前にまずはその時間を確保したい。


洋々ではプロフェッショナルによる無料の個別相談を承っております。

個別相談申込ページからご予約いただくか、

電話またはメールにてご連絡ください。

電話:03-6433-5130(平日1400-2100、土1000-1900。水日祝休み。)

Eメール:you2_info@you2.jp

お気軽にご相談ください。