日本で裁判員制度が導入されてから今月で15年になる。これまで12万人を超える人が裁判員や補充裁判員を務めたという。抽選で名簿に載った裁判員候補者は裁判所で行われる選任手続きを経て事件ごとにさらなる抽選で裁判員に選ばれる。辞退する人が多いなど課題はいろいろあるようだが戸倉三郎最高裁長官の「導入以来おおむね安定的かつ順調に運営されている」という見解に違和感はない。裁判員制度が成り立つのはすべての人が対等であることが前提になっている。法律の知識がないと裁判員に選ばれても物怖じしてしまいそうだが、自分な [→続きを読む]