オマハの賢人と称される投資家ウォーレン・バフェットの投資の真髄は2点に集約される。1つは現時点で過小評価されている割安な案件を見つけること、もう1つはこれから長期的に利益を産み続ける案件を見つけることだ。元々前者のバリュー株投資のみを行っていたところ、盟友チャーリー・マンガーに出会い、優れたビジネスをそこそこの価格で買う、ことを目指すようになったという。たとえば1,000円の価値があるものが600円で売られていてそれを買って数年後に予測通り1,000円になればそこで売って400円の儲けを得る、と [→続きを読む]

全力で準備した総合型選抜で不合格になると落ち込み過ぎてその大学学部に対して負の感情を抱くようになってしまうことがある。合わなかっただけ、と綽々と受け止められるとよいのだが偏差値カーストの意識に囚われると憧れていたコミュニティに受け入れてもらえなかった、自分はそのレベルでなかった、という屈辱感に苛まれ、憧れの気持ちが嫌悪に変わったり、コンプレックスを抱いたりすることもある。中には、もう同じところはもう一般選抜でも受けたくない、という人もいる。 自分が否定されたような気持ちになり、その相手を拒絶した [→続きを読む]

大学受験の総合型選抜の話をすると、それって就職活動と同じですね、と言われることが少なくない。実際、かなり似ているところもある。これまでどういうことをしてきて、これからどういうことをしたいと思っていて、なぜその大学、あるいは、企業が今後の進路として最適だと思うのか、ということが問われる。いずれも自分こそ、その大学、あるいは、その企業にふさわしい、ということを自分のこれまでとこれからのことを伝えながら主張していく。主に書類と面接を通してマッチングが確認され、必要な知力があるかどうかが小論文や適性検査 [→続きを読む]

昨日の自分と今日の自分は同じようで少し違う。1年前の自分と今日の自分はもっと違う。外界からの刺激や内面での活動によって人間の脳は日々物理的に変化している。新たな記憶がどんどん蓄積されていくのと同時に、これまでの記憶は整理されたり失われたりする。脳内の神経ネットワーク自体が変化する中でそれぞれの人の人格がある程度維持されていることの方が不思議なくらいだ。 理性によって昨日の自分と今の自分の連続性は保たれているように感じるが実際のところ日によって感情も考え方も変わる。明日の自分は今の自分と違う人にな [→続きを読む]

大学学部への志望理由として自分の将来のために必要な学びを得られることを挙げるのは常套かつ有効な方法であるが、必要だから、でなく、ただ単に好きだから、という方が審査官である大学教員の共感を得られることもある。将来、量子コンピュータを開発したいから量子力学を学びたい、だから物理学科に行きたい、というのもすばらしいが、物質が何から構成されているのかに興味がある、研究してみたい、だから物理学科に行きたい、という方が物理学科の先生の共感を得られるかもしれない。戦争のない平和な世界を実現したいからこれまでの [→続きを読む]

昨年の大相撲秋場所で大関貴景勝は優勝決定戦で進境著しい熱海富士を退け、優勝を果たした。ただ、格下の若手力士に対し決定戦の立ち合いで変化し正面から当たらなかったことには批判の声も少なくなかった。片や大関霧島は次の九州場所の14日目に相星で並んだ熱海富士を寄り切りで破り、そのまま優勝を決めた。平幕ながら二場所連続で優勝争いに絡んだ熱海富士も立派だったが正面から受け止め勝ち切った霧島が貫録を見せた。立ち合いの変化はルールに違反するわけでもなく、怪我で万全の状態ではなかった貴景勝が横綱不在の場所で勝負に [→続きを読む]

新年おめでとうございます。 今年も社会の変化を見極めつつ、よりよいサポートの形を日々妥協なく追求していければと思います。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。