洋々の総合型選抜の書類作成講座では最初にGMがガイダンスを行った後、プロとメンターが個別指導を行う。プロは社会人経験豊富な面々だがメンターは大学生だ。最初はメンター主導で受講生のサポートを行い、プロは同席する形で進捗を確認する。最後の仕上げのときだけプロが単独でサポートする。 1人の受講生にプロとメンターの2人の講師が担当として付き、さらに同席のサポート(プロとメンターと受講生の3人で議論する場)もあるので、スケジューリングのオペレーションは煩雑になる。加えてプロとメンターの意見が食い違い、受講 [→続きを読む]

総合型選抜や学校推薦型選抜を受ける受験生の多くは半年以上かけて出願書類を作成する。作成にかける延べ時間が100時間を超える人も少なくない。一方で、大学側が1人の書類の審査にかける時間はおそらく5分から10分程度と推測される。志望理由書の最初の何行かを読んでこれはだめと判断されるケースも十分ありえる。提出した資料を隈なく読んでもらえるとことはあまり期待しない方がよいだろう。 面接も準備していたことのほんの一部しか聞かれなかったということがほとんどだ。10分から30分程度の面接の中で準備してきたこと [→続きを読む]

洋々のリーダーシップメンバーが書いた本が発売されました。 「採点者の心をつかむ 合格する総合型選抜・学校推薦型選抜」洋々 (著) 総合型・学校推薦型選抜の概要、志望理由書の作成方法、面接の準備方法、小論文の書き方、について洋々がこれまで蓄積してきた知見をわかりやすく紹介しています。総合型選抜・学校推薦型選抜に興味のある方は是非書店でお手に取ってみてください。 amazonへのリンク

ビジネススクールに留学する際に初めて自分のEssayなるものを作成したがどういう観点で評価されるかわからず書くのに苦労した。標準テストや英語の資格のように正解があるものは問題演習を行い、間違ったところを見直し少しずつ習得していく、ということを地道に繰り返せば確実にスコアが上がるので、そこまで難しく感じなかったが、Essayはどのようなものが高く評価されるかという基準さえ、自分で仮説を立てなければならず、方向に自信がないのに進んでいかなければいけない感覚があった。 受講生の志望理由書作成のサポート [→続きを読む]

本日投開票の統一地方選の候補者の方々を見ていて思うのは民意の反映というのはなかなか難しいということだ。今回に限った話ではないが選挙によっては大変失礼ながら積極的に投票したいと思う候補者がおらず、かなり消極的に自分の理想の候補者に最も近い(それでもかなり遠い)人を選ぶ。もし多くの有権者がそのような感じで投票しているとしたら、確かに民意の反映はされてはいるけれど、当選した人がその地域の人の支持を得た、と自信満々に言うのはちょっと違うかも、と思ってしまう。 それでも定員を上回る候補者がいるだけでも有難 [→続きを読む]

志望理由書を読んで同じ字数でも密度が濃く感じることもあれば、中身がスカスカに感じることもある。表現が冗長だったり、同じことを繰り返したり、当たり前に感じられることをたくさん書いたり、スカスカになる要素はいろいろあるが、ちょうどいい具合にするのがなかなか難しいのは抽象度の調整だ。抽象度が高いことばかりを書き連ねるとどうしてもスカスカになる。これまでの経験上、大人が手伝うと耳障りのいい言葉を並べた、抽象度の高い文章になりがちだ(もちろん洋々のプロは別として)。成人式や卒業式などの式典の来賓の挨拶でつ [→続きを読む]

以前勤務していた会社で、あるeラーニング教材の監修者を大企業の役員の方にお願いしていたことがある。その方は名前を貸してくださっただけでなく、原稿もしっかり読みこみ細かいところまで指摘をくださった。私も一つ一つの言葉に気をつけて使っているつもりではあったが実際には足りないところばかりでご尤もな指摘をたくさん頂戴した。そのときに「推敲」という熟語の起源を知っているかと問われ、知らなかった私は調べてくることを宿題として課された。 「推敲」という言葉の成り立ちを調べ、その役員の方の机の上にあった白川静氏 [→続きを読む]