大学の総合型選抜では一般選抜における偏差値のようなものがないので入試の難易度がわかりにくい。一般的な傾向を言えば、一般選抜における偏差値と総合型選抜の難易度は正の相関がある。偏差値が高いのはそこに行きたい人が多いからで、総合型選抜でもそれは変わらない。ただ、総合型選抜は大学によって募集人員が大きく異なるので一般選抜の偏差値が高いところでも比較的合格しやすいところもあれば逆に偏差値がそこまで高くないところでも難しい入試もある。似たような科目で競う一般選抜とは異なり、総合型選抜では試験の内容が大学に [→続きを読む]

その名前から女子だと思っていた受講生の志望理由書を読んだ後、実は男子だったことを知り、印象がガラッと変わったことがある。女子としてはユニークだと思ったことが男子だとそこまでユニークに感じなかったのだ。自分の偏見を思い知った経験だったが、こういった偏見はおそらく実際に大学で書類を評価する人にもある。 全く同じ文章でも書いた人の背景や属性などのコンテクストによってその受け取られ方は大きく変わってくる。性別、住んでいる地域、通っている学校、等、から読み手はその人のイメージを作っていく。男性と女性とでは [→続きを読む]

年を取るにつれて新聞を読むのがますます面白くなってきた。関心のあることが増えて気になるニュースが多くなってきたからだろう。ウクライナや中東の情勢がどうなるか、アメリカの下院は議長を決められるのか、世界的なインフレは収まるのか、日本はデフレから脱却できるのか、等々について、日々変わっていく状況を知ることはとても興味深い。政治や経済だけでなく、企業の動き、スポーツの結果、地域の情報を知るのも楽しみだ。新聞を読み始めたときはテレビ欄とスポーツ欄しか読んでいなかったが今は読まないページがない。 ニュース [→続きを読む]

仕事でも勉強でも気が進まないときはある。別に体調が悪いわけではなくても面倒に感じてなかなか取り掛かることができない。やらなきゃいけないと思いつつ、何となくやらずにだらだら過ごしてしまう。もしかしたら体あるいは脳が休みを求めている可能性もあり、だらだら過ごすことが正解で、気力が戻ってくるのを気長に待つべきなのかもしれない。ただ、十分な睡眠を確保できていて食事もしっかり摂れているのであれば、一歩目を踏み出すことのハードルが高いだけの可能性もある。学生時代、明日が試験で勉強しなければいけないというとき [→続きを読む]

今年連載開始から40周年を迎えるとのことで話題になっている「北斗の拳」。核戦争後の暴力がはびこる荒んだ世界で主人公・ケンシロウが一子相伝の北斗神拳で悪い奴らを倒しながら平和な世界を求めていく愛と友情の物語だ。長兄ラオウをはじめとするライバルたちにはときに苦戦もするが悪党どもに対して見せつける北斗神拳の圧倒的な強さが大きな魅力になっている。 北斗神拳にはいろいろな技があるが基本的には人間の体にある「秘孔」(ツボのようなもの)を突くことで、人を内部から破壊させるような拳が多い。そのような北斗神拳の中 [→続きを読む]

ChatGPTをはじめとする生成AIの急速な進歩は大学受験にも影響を与えている。上智大学では今年から公募推薦の募集要項に「出願書類の作成において、ChatGPTなどの生成 AI を用いてはいけません」と明記するようになった。青山学院大学の自己推薦入試においても「人工知能等での自動生成や他者による作成を禁じます」という記述が加わった。 ChatGPTの進歩には目を見張るばかりで生成する文章自体はすでに人間の書いたものと区別がつかない自然さを持つ。文章の構成もしっかりしていて小論文も書ける。たとえば [→続きを読む]

筑波大学では5年後を目処に一般選抜の2次試験を面接と小論文中心に変えるという。 筑波大学長、2次試験を「面接と小論文中心に」の意向 5年後めど(朝日新聞) 筑波大学が入試改革 面接や小論文重視に変更へ 「才能見いだす」(毎日新聞) 基本的な学力は共通テストで見て、個別試験でこれまで見つけられていなかった才能を見つけたいということだ。 2021年度にセンター試験が大学入学共通テストになったタイミングで、当初予定されていたほど内容に大きな変更はなかったが、共通テストを活用する入試は増えている。早稲田 [→続きを読む]