筑波大学では5年後を目処に一般選抜の2次試験を面接と小論文中心に変えるという。 筑波大学長、2次試験を「面接と小論文中心に」の意向 5年後めど(朝日新聞) 筑波大学が入試改革 面接や小論文重視に変更へ 「才能見いだす」(毎日新聞) 基本的な学力は共通テストで見て、個別試験でこれまで見つけられていなかった才能を見つけたいということだ。 2021年度にセンター試験が大学入学共通テストになったタイミングで、当初予定されていたほど内容に大きな変更はなかったが、共通テストを活用する入試は増えている。早稲田 [→続きを読む]

多くの人が大学受験の志望理由作成に苦労する一つの理由にそもそも自分の軸で行きたいところを選んでいないことがある。親や学校の先生に薦められたから、そこを受けたいという友人に即発されたから、等、理由は様々だ。正直に志望理由を話すと親が薦めたから、友人が受けると言ったから、というあまり歓迎されなさそうな内容になってしまう。で、それなりに尤もらしい志望理由をゼロから考えようとすると今度はありきたりな内容になりそうで苦戦する。 自分で志望校を選んでいるつもりでも世間の評判であったり偏差値であったり、やはり [→続きを読む]

先月29日にアメリカの連邦最高裁で大学入学選考におけるアファーマティブアクション(積極的差別是正措置)が違憲と判断された。アメリカのトップスクールはこれまで数十年に亘り入学試験において黒人やラテン系を優遇する措置を取ってきた。大学側はそれによって学生の多様性が確保されてきたと主張する。一方で同じグレードやスコアでは不合格にされてしまう白人やアジア系からは逆差別だという批判もあった。今回の最高裁の判決に対しても意見が割れている。バイデン大統領がすぐに強い反対の意を表明したのに対し、トランプ前大統領 [→続きを読む]

乳幼児は日々外界から学びを得る。何せこの世界に生まれてから間もないのですべてが新しいことで学びの材料になる。五感で感じるものが尽く自分の世界観の構築につながる。特に生後2か月から1年後くらいにかけては見るもの、聞くもの、触るものに影響を受けながら脳の神経回路が急速に張り巡らされていく。 小学生になると学校での学びが加わるがそれ以外のところでもまだまだ新しい体験が多く日々学ぶ毎日だろう。中学、高校と進むと学校での学業の重要度は高まるが、日常生活に全く同じ日はなく、季節によって景色は変わるし、毎日外 [→続きを読む]

大学受験において志望理由を聞かれたときに答えるべきことは一義的には(当たり前だけど)なぜその大学学部で学びたいのか、ということだ。他にいろいろな選択肢がある中でどうしてその大学学部なのか、なぜそこでなければいけないのか。それを語る上で自分の過去、現在、未来について伝えることは一つの有効な方法になる。これまで~をやってきて、今~に関心があり、その延長線上で将来~を実現したい、今の自分と将来なりたい自分の間にはギャップがあり、これからそのギャップを埋めていきたい、そのギャップを埋めるためには~や~を [→続きを読む]

洋々の総合型選抜の書類作成講座では最初にGMがガイダンスを行った後、プロとメンターが個別指導を行う。プロは社会人経験豊富な面々だがメンターは大学生だ。最初はメンター主導で受講生のサポートを行い、プロは同席する形で進捗を確認する。最後の仕上げのときだけプロが単独でサポートする。 1人の受講生にプロとメンターの2人の講師が担当として付き、さらに同席のサポート(プロとメンターと受講生の3人で議論する場)もあるので、スケジューリングのオペレーションは煩雑になる。加えてプロとメンターの意見が食い違い、受講 [→続きを読む]

総合型選抜や学校推薦型選抜を受ける受験生の多くは半年以上かけて出願書類を作成する。作成にかける延べ時間が100時間を超える人も少なくない。一方で、大学側が1人の書類の審査にかける時間はおそらく5分から10分程度と推測される。志望理由書の最初の何行かを読んでこれはだめと判断されるケースも十分ありえる。提出した資料を隈なく読んでもらえるとことはあまり期待しない方がよいだろう。 面接も準備していたことのほんの一部しか聞かれなかったということがほとんどだ。10分から30分程度の面接の中で準備してきたこと [→続きを読む]