今から始める


これまで総合型選抜に取り組んできたけれどいい結果を出せなかった人が今から一般選抜の準備をするというと無謀に見えるかもしれない。確かに今から本番までの3か月弱という時間は一般的な受験準備と比べてかなり短い。他の人が1年以上かけて大学受験用の塾に通ったり、夏休みの間に毎日1日中勉強したりしていたのに比べて圧倒的に時間が足りないように感じるかもしれない。ただ、塾に通っていた人がそれだけでできるようになるわけではないし、結局は自分でやらなければいけない中、1年を通して集中して効果的に取り組めている人は意外とそこまで多くない(つまりそこまで遅れを取っているわけではない)。

これから間に合うかどうかは今いる位置と残りの期間どれだけ頑張れるかによる。たとえば、英語をこれまで習ったことのない人が3か月で大学受験レベルの英語にまで辿り着くのはさすがに厳しい。1日12時間 x 80日 = 960時間勉強できればそれなりに英語の読み書きができるようにはなるかもしれないが大学受験で勝負できるレベルになるのは難しい。でもこれまで中学、高校で積み上げてきたものがあるのであれば話は違う。学校の勉強しかしてこなかった、受験勉強はしていない、というようなことをよく聞くが、学校の勉強と受験勉強に本質的な差はない。多少のテクニックは関係するかもしれないが、重要なのは英文が読めるかどうかで、語彙力と文法の知識があれば後はどれだけ英文を読む経験を積んできたかだ。大学受験用であろうがなかろうが中学、高校の授業でしっかり取り組んできたのであれば必ず大学受験にも活かせる。社会科目や古文も同様で、高校で学ぶ範囲を一度でも網羅しているのであれば残り3か月で大学受験の準備をすることは十分に可能だ。

私が大学院に留学していたとき、一つの学期は3か月程度で1つの科目は10週間程度で完結していた。一学期に3科目だけで済むのであれば楽勝に感じていただろう。3科目だけで範囲も決まっていて過去問も公開されていてる一般選抜は、正直なところ総合型選抜に比べてはるかに与しやすい入試であるように思う。来年再度総合型選抜に挑戦するにしても来年は一般選抜に切り替えるつもりでも、とりあえずこれから2月までの間、一般選抜に向けて準備をしてみる価値はある。受かるに越したことはないが残念な結果に終わったとしても次の年に向けての足掛かりになる。


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