2022年度大学入学者:総合型選抜さらに伸びる
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先月、文部科学省から2022年度(令和4年度)の大学入学者選抜実施状況が公表されました。2021年度に初めて一般選抜の割合が5割を切りましたが、2022年度はその割合が49.0%とさらに減りました。一方でさらに割合を大きくしたのが総合型選抜です。総合型選抜が全体に占める割合は2021年度の12.7%から2022年度は13.5%になりました。学校推薦型選抜と合わせると一般選抜での入学者数よりも多くなります。
グラフ:令和4年度 入試別大学入学者数割合
総合型選抜での入学者数は、2017年度に60,040人だったのが2022年度は84,908人まで増えました。5年で41%増えたことになりました。この5年で国立大学で67%、公立大学で70%、総合型選抜での入学者数が増えました。
グラフ:総合型選抜(2020年度まではAO入試)で大学に入学した人数の推移
総合型選抜を導入する大学も増え続けています。2017年度と2022年度を比較すると国立大学は66%から78%に、公立大学は30%から40%に、私立大学は81%から91%に増えています。
グラフ:総合型選抜(2020年度まではAO入試)を実施する大学の割合の推移
新学習指導要領に基づいた試験が行われる2025年度入試を控え、この傾向は当面続きそうです。
洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。