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洋々LABO > 大学別情報 > AO入試対策の予備校選びでおさえるべきたったひとつのポイントとは?(後編)

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前編では個別塾と集団塾のそれぞれの特徴を紹介しました。後編である本記事では、「自分は集団と個別のどちらに適しているのだろう?」という受験生の疑問を解消すべく、それぞれの予備校にマッチするタイプを解説します。

個別塾で伸びるのは「熟考型」の人

◆自分らしい志望理由を追求したい

AO受験の書類選考でかならず問われるのが、志望理由と将来の目標。この2つの質問は、受験者のその大学学部への適性を見極める上で非常に重視されます。またその内容については他の受験者との差別化を図るためにもオリジナリティの高いものが望ましいと言えます。

個別塾では基本的な文章の作法だけでなく、集団授業ではカバーしづらいその人だけが持つ個性を「引き出し」それを「いかに見せるか」についても徹底的にサポートします。

特に個性的な志望動機や目標を持つ人は、志望理由や目標に辿り着くまでの背景や、そのために大学で必要な学び、将来のキャリアパスなど、書きたい情報量がどうしても多くなる傾向に。文字数の制限が課される志望理由書という枠組みの中で自分自身をよりよく試験官に知ってもらうために、どの情報を紙上に載せてどの情報を切るか、そして、伝えたい情報をどう見せるかといった工夫が必要になります。情報の選び方や見せ方によって読み手に与える印象が大きく異なるため、オーダーメイドのサポートの方が自分らしさをよりよくアピールできる文章が書けるはずです。

もちろん、明確な志望理由や将来の夢が通塾前から明確になっている必要ありません。もし、まだうまく言語化できないそれらがあなたにしかないユニークな体験に由来しているのだとすれば、個別塾をおすすめします。密な議論やトレーニングを通して、あなたしか持ちえない志望理由を導き出すことができるからです。

◆勉強の方法がわからない

「机に向かう習慣が身につかない」「勉強の時間数はそれなりに重ねているのに成績が伸びない」という悩みを持つ人は、多くの場合「学習内容がわからない」だけでなく「勉強の仕方がわからない」という2つの課題を抱えています。しかし、「学習内容がわからない」の方ばかりが注目され、勉強の仕方をどう工夫するかは見逃されがち。結果としてペース配分を誤って学習内容を詰め込んで勉強が嫌になってしまう、というケースは多々あります。

学校ではほとんどの場合、授業以外の自学自習が強く推奨されます。適した自学自習の方法は人それぞれであるにもかかわらず、「自分で最も効率的に勉強を進めるための方法をどう見つければよいか」を教わることはありません。

個別塾の場合、学習進度や理解度だけでなく、ひとりひとりの特性や個性に着目し、自学自習に適した課題や勉強法を提案することが可能です。

◆腰を据えて考え議論したい

個別塾の一番の強みは、ひとりひとりの学習進度だけでなく、個性や学びのスタイルにも寄り添った指導を受けられる点にあります。特に、ひとつの話題について時間をかけて議論をしたい人や、ひとりでじっくり考える時間を必要とする人にとっては、全体の進度を気にせずに勉強を進められる個別塾の環境が向いていると言えるでしょう。

また、コンスタントに一定の努力を積み重ねるより、自身のペースにによってパフォーマンスに大きな差が出やすいタイプの人にも、個別塾は理想的な環境です。集中度の高低やその日のペースに合わせて、柔軟に勉強の内容を変えることで、より効率的に学習効果を上げることができます。集中のスタイルや周期は人によってまったく異なるため、波が激しいこと=悪いことではありません。その特性を見抜き、早い段階から対応しておくことが実力アップの鍵となります。

集団塾で伸びるのは「チームワーク」を楽しむ人

◆競争的な環境から刺激を受けやすい

集団塾に所属することの大きな意義の一つに、「同世代の仲間との交流」が挙げられます。一般受験を受ける受験生と比べ、極端に数が少ないAO受験生。同じ志を持つ仲間との交流や切磋琢磨は、多くの受験生にとって非常に良い刺激となるでしょう。

AO受験を考える人々は、多くの場合、高い能力とポテンシャルを秘めています。考えをすばやく実行に移す行動力や、多くの人々を率いるリーダーシップ、積極的に学校の外の世界へと出ていく知的好奇心の強さなど、学業成績だけでは測れない魅力を持つ人々が、集団塾には数多く集まります。そのような魅力的な同世代の仲間たちと同じ環境で学び、時には生活の多くの時間をともにすることで、単純な学力向上以上の成長を自身にもたらしてくれるはずです。
 
大学入学後も、社会に出てからも、人脈は大切な財産。一生モノとなりうる友人を、予備校時代に見つける人も少なくありません。学校だけの狭い世界では出会えない人々と出会うというだけでも、集団塾は非常に価値のある場所であると言えるでしょう。

◆勉強の習慣がある程度身についている

集団塾の特徴は、授業やクラスをひとつの単位として学習を進めていく一体感とスピード感にあります。AO対策予備校は、授業の内容が非常に濃密かつハイスピード。そのため、自学自習の習慣がそれなりに身についている人や、スケジュールを立てて計画的に勉強を進めることが苦でない人にとっては、自分のこれまでのキャパシティを広げられる環境であると言えるでしょう。

また、ハイポテンシャルな同世代のなかに身を置くことで、自分自身にも高い目標を課すようになるだけでなく、勉強に関する情報交換も活発におこなうことが可能。これまでの自身の勉強スタイルにおける課題や、より良い勉強の進め方を見つけられるはずです。

このように、自分のペースで最適な方法を模索していくことが好きな人にとって、集団塾はさまざまなヒントを与えてくれる環境です。

◆常に多くの情報に触れていたい

「受験は情報戦」と言われる通り、志望校や勉強法を広げるだけでなく、文章技術のtipsから各大学の説明会日程まで、受験期間中はさまざまな情報が非常に重要となります。良い選択をするためには、多くの情報に触れた上で取捨選択をすることが必須です。

集団塾には、フランクな雑談から真剣な進路相談まで、常に「話せる」環境があります。関わる人が多くなる分、触れられる情報量も必然的に増えることとなるでしょう。現段階で志望校が固まりきっておらず、いくつかの大学を比較検討したい人や、大学ごとの評判を知りたい人にとっては、効率的に情報収集ができるはずです。

さらに、情報交換を盛んにおこなうことで、情報の集め方を学び、自分なりの取捨選択の基準を身につけられることも期待できます。誰もがスマートフォンやパソコンから玉石混交のありとあらゆる情報を手に入れられるようになった今、10代の半ば頃に情報リテラシーを学ぶことは必ず後々役に立ちます。質の低い情報や偽の情報を見極め、いかに欲しい情報を手に入れるかを学ぶ機会として、情報が多く飛び交う場所で積極的に受信と発信をしてみるのは良い経験となるでしょう。

「長期的な実力をつけられるか」で予備校を選ぼう

ここまで「個別塾と集団塾」という切り口から、それぞれの予備校の特徴やマッチするタイプを紹介してきました。

特に初めての予備校選びであれば、教師の質や料金、通いやすさやスケジュール対応の柔軟性など、気になる点は多々あるかと思います。しかし、予備校選びで何よりも大切なのは、受験生本人が着実な実力をつけられる環境であること。そのためには、本人の個性や特性と予備校の雰囲気やサポートがマッチしていることが何よりも重要です。

時間をかけて思考の整理から文章技法の体得までをおこなうことは、受験だけでなくその後の人生においても大いに役立ちます。だからこそ、「長く続けられる予備校」を探すことには大きな意義があります。この記事があなたにとってのそんな場所を探す一助になれば幸いです。

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