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5月中旬、国際基督教大学高校(以下、ICU高)ではオンラインのライブ配信にて学校説明会が開催されました。このレポートでは、説明会の様子をダイジェストでお伝えします。

説明会内容

オンラインで開催された学校説明会は定員が250組に設定されていましたが、事前に満員である旨が知らされるほどであり、盛況ぶりがうかがえます。

校長挨拶

最初は校長先生から学校の方針や全体的なイメージの説明がありました。ICU高のスクールミッションは「平和と人権」です。卒業生を10000人以上輩出する中でこのミッションが世界へ広まることを大切にしています。
またキャンパス内は多様性に満ちており、「一般的」という固定的な捉え方をしない姿勢が日常的です。国内中学出身者も多いということです。
また、先日行われた修学旅行について長く時間を割いていらっしゃいました。参加した生徒の感想を引用しながら、感情と思考に振幅が大きい、学びの深い行事であること、生徒それぞれに発見が多かったことを紹介なさっていました。

生徒による学校紹介(動画)

続いて、卒業生たちが台本など全てを0から作製した学校紹介動画が流されました。
ICU高の外から抱かれるイメージを視点に校内の実際をまとめていく展開です。教員:生徒の比率が1:7.9名と手厚い教育体制が整っている点から始まり、在校生のバックグラウンドが多様であること、自主性と自由を校内で強く感じること等様々な切り口から、短い時間に凝縮された内容でした。最後に、キャストの皆さんから「見に来ないと分かんないよ!」というメッセージで締めくくられていました。

「生徒ライブトーク」1

説明会中に2回行われた「生徒ライブトーク」では在校生の「生の声」が届けられました。その「1」では一般入試を受験して入学した3年生からのお話でした。
部活動や行事を楽しむ様子が伝えられた後に「積極性、好奇心、チャレンジ精神…この3つを持ってきてほしい」という受験生へのメッセージがありました。

学校の簡単な紹介

「学校の簡単な紹介」のパートは入試広報の先生からのお話でした。ICU高の持つ数ある側面から「学ぶ空間の多様性」をテーマに紹介がされました。ICU高内には様々な多様性が組み込まれています。
一つは生徒たちのバックグラウンドです。キャンパス内で過ごす中で自然と多様な価値観に触れることになります。
もう一つは授業スタイルです。日本の学校で一般的なホームクラスで過ごす時間は週のうち数コマに限られます。それ以外のほとんどはホームクラス混合のレベル別授業であり、意見交換も自然と多様な内容になります。大学の授業スタイルのイメージです。
さらには2年生、3年生と学年が上がるにつれて選択授業が増えます。自分で時間割を設計することで主体的に学びを選択することになります。
パートの最後には生徒が取り組んできたプロジェクトがまとめられた動画が紹介され、「部活、勉強、進学の3軸で見ないでほしい、自分だけの軸があるはず」というメッセージが先生から添えられました。

「生徒ライブトーク」2

「生徒ライブトーク」の2回目は帰国生徒入試を受験して入学した在校生からのお話でした。入学前から抱いていたICU高の「自由」はイメージ通りであり、生徒のみなさんには「0→1」を創り出す人も,「1→10」に発展させる人もどちらもいるということです。
また、「国のステレオタイプではなく個人のバックグラウンドを濃密に持って人々がICUに集まってくる」という印象が強いようです。

Q&A

Q&Aのパートでは入試広報の先生、「生徒ライブトーク」に出演していた2名の生徒から回答がありました。
事前に寄せられた質問が40程度、さらに説明会中に寄せられた質問が25程度でした。全てに端的に、丁寧に回答が続けられました。
質問の内容は入試、寮、部活、進路、行事、学校の雰囲気など多岐にわたりました。

ご案内

説明会の本編最後は「ご案内」でした。
「オンライン説明会」は複数回の開催予定ですが、毎回コンテンツがアレンジされます。何度でも参加してICU高への理解を深めてほしいとのことです。
また外部の説明会もあるので併せて参加をしてほしいということでした。

帰国生徒入試の入試概要

帰国生徒入試の入試概要については本編の後に、録画動画を通じて紹介がされました。
推薦入試、書類選考入試、学力試験入試の3つの入試に関して要項に準じる内容が話されています。
推薦入試では出願の条件として英語の資格試験のスコアが求められていますが、条件以上のスコアを出す受験生が多数いるということです。また、提出書類に関しては夏以降の説明会で説明が加えられる予定です。
書類選考入試に出願条件はありませんが、英検等の資格試験のスコアを提出する人がほとんどであるということです。
学力試験入試は教科学習に自信のある生徒にぜひ受けてほしいということです。

所感と2023年度「帰国生徒入試」の推薦入試に向けて

所感

学校の名称に「国際」が冠されるだけに、国際色・多様性豊かなICU高です。そして、説明会全体を通じて、生徒の皆さんの登場する場面がとても多かったです。実際に生徒が出演するパートが説明会の半分以上を占めるとともに先生方のお話の中でも必ず生徒の様子に触れられていました。
また、生徒と先生の関係性はパートナーのように映るのですが、そこには生徒の自律度の高さが背景にあるように思われます。

2023年度「帰国生徒入試」の推薦入試に向けて

2023年度「帰国生徒入試」の推薦入試に向けてはすでに4月入学試験の「帰国生徒資格認定」が開始しています。また推薦入試の出願は、2022年度入試では11月から始まっています。
過去3年間のICU高の入試動向を数字で振り返ると、以下のようになります。

合格者数/受験者数 倍率(カッコ内は入試年度)
・76名/125名 1.6倍(2020)
・85名/153名 1.8倍(2021)
・77名/124名 1.6倍(2022)

倍率は例年1倍台ですが、説明会の中でも触れられた通り受験生の英語の資格試験のスコアは高い水準にあり、その上での選抜が行われていると推測されます。

出願書類の中心となる「自己PRカード」はA4版2枚のボリュームであり、高校の推薦型入試の中でも分量が多い方に分類されます。

その内容は
・「あなたが国際基督教大学高等学校に入学したい理由を書いてください」
・「あなたが海外生活を通して学んだことを具体例などを示して書いてください」
・「あなたが中学校3年間を通して、取り組んできた活動や取得した資格などについて具体的に書いてください」
という3つの設問で構成されます。
(参照:ICU高2022年度入試募集要項

推薦入試では書類と面接にて選考がされることから、書類の内容が合否を左右する大きな要因の一つになると考えられます。そのため、単に所定の枠を埋めるだけではなく内容に精度と密度が求められると考えるべきです。
出願書類の精度を高くするためにも、面接に向けた準備のためにも相応の工夫や時間が必要となることが想定されます。
受験をされる方は、できる限り早く準備に着手し、時間を味方につけましょう。また、準備の質を高めるためにも、保護者の方、学校の先生にも力を借りましょう。
さらには、周囲の人ではなく専門家としての「第三者」の力を借りるのも選択肢の一つです。もちろん準備をするのは受験生本人ですが、客観的なプロの目線が大いに準備のヒントになるはずです。

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