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洋々LABO > AO・推薦入試情報 > 入試解説 > 【サンプル問題解説】2021年度以降の早稲田大学政治経済学部一般入試の分析

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2021年度から大きな変更が予定されている早稲田大学政治経済学部(以下、政経)の一般入試。本記事では、2020年3月時点で公開されている公式情報およびサンプル問題をもとに、予想される試験の傾向とサンプル問題の一部の解説を行います。

2020年3月31日に新たなサンプル問題が公開されました。この記事では以前のサンプル問題をもとに解説を行っており、一部最新のサンプル問題と異なる情報が含まれています。新たなサンプル問題の変更点についての記事はこちら

問題の形式と傾向の予測

公式にて発表されたサンプル問題はこちら

制限時間:120分
※ サンプル問題では90分と表記されていますが、公式ホームページでは120分に変更の旨が発表されています。サンプル問題は90分を想定した問題であるため、今後分量の増加も考えられます。

構成と形式:大問Ⅰ・Ⅱの2部構成。大問Ⅰは日本語の課題文(A4用紙で4枚半程度)が与えられ、6つの設問に解答します。大問Ⅱは図表が含まれる英語の課題文(A4用紙で2枚程度)が与えられ、日本語で書かれた5つの設問に対し日本語で解答します。

傾向:設問の中心となるのは選択式問題ですが、一部に記述式問題も含まれます。サンプル問題では、大問Ⅰで2問、大問Ⅱで1問の記述式問題が出題。大問Ⅰの記述式問題が数十字程度の空欄補充であるのに対し、大問Ⅱの記述式問題では300字程度の意見提示型小論文が課されました。本番も同様の形式で出題されるとは限りませんが、設問の傾向として、選択問題を中心とし記述式が1~2問程度の形式が予測されます。

サンプル問題(大問Ⅰ)の分析

※ 本記事では現代文の解説にフォーカスし大問Ⅰのみを扱います。

試験の狙い

今回の入試改革の背景には、一般入試の方向性を大きく変える意図が見えます。具体的には、理解力や分析力、思考力など、政経の学びに必要な能力について、個々の受験生が持つ政経への適性をより正確に測る入試へと変更されることが予想されます

これまで同学部では、受験生の適性をより重視する試験としてグローバル入試を実施してきました(2021年度以降、グローバル入試の対象受験者は海外からの帰国生のみに変更される見込み)。そのため、2021年度以降の一般入試では、グローバル入試の小論文試験と類似した試験になると予想されます。

課題文の傾向

サンプル問題の大問Ⅰでは、ロールズの『正義論』をもとに公共哲学に関する課題文が出題されました。A4用紙4枚以上とボリュームのある分量ではありますが、具体性が高く理解しやすい内容です。

これまでの政経の入試では、主に近代に書かれた人文科学系の文章や、現代に書かれた社会科学系の文章が頻出していました。入試改革の方向性からかんがみるに、今後は特に後者が出題のメインになると予想されます。近い傾向の文章はグローバル入試で頻繁に出題されているため、グローバル入試の過去問を参考にしてみると良いでしょう。

設問の傾向

これまでの一般入試では、傍線部説明や空欄補充問題、知識問題、主旨判定、脱分補充など、多様な設問が出題されており、読解力に加えてさまざまな種類の問題に対応する力を身につける必要がありました。

一方で、今回公開されたサンプル問題の大問Ⅰで出題された設問は、空欄補充問題と整序問題、傍線部説明に留まりました。また、選択問題は細かな表現の違いによる引っかけが減り、課題文を正確に読解できれば高確率で正答できる問題が多い点が特徴です。

具体的な対策方法

新たな政経の入試対策として身につけるべき力は、主に2つに考えられます。

ひとつは、課題文の内容を大きくつかむ力。課題文を読み解くには、その文章は何について論じられているものか(=主題)、筆者は何を主張したいのか(=主旨)、筆者はなぜそのように主張するのか(=根拠、論理展開)について、正確な理解が求められます

もうひとつは、現代文的な設問への対応力。今回のサンプル問題を見る限り、設問の多くは、現代文の問題を解く力を要するものです。特に問題として狙われやすいのは、文章内の抽象度が高い部分や、詳しい情報が見つけづらい部分。こうした部分は、傍線部問題や空欄補充問題として出題されやすい傾向にあります。文と文、言葉と言葉の論理関係を精密に把握し、因果関係や前後関係を見誤らないよう注意しましょう。

特に哲学などの抽象的な主題を扱う文章ほど、論理関係の把握は難しくなります。抽象的な文章に慣れるには、たとえば高校や予備校の現代文の授業で「読みにくい」と感じる文章に触れたとき、論理展開を意識しつつ時間をかけて一文一文を読み解く練習を積んでおくと良いでしょう。あえて難解な文章に挑むのではなく、手の届く範囲の文章を丁寧に読み力をつけることを意識すると、無理なく実力を伸ばしてすことができます。

新たな入試の対策を万全にするには?

これまでの形式と大きく変わる早稲田政経の一般入試。どのような問題が出題されるのか、どのような対策をすれば良いか、不安を感じる受験生も多いことでしょう。

洋々では、現代文が苦手な方や一から小論文の対策を始める方も必ず力を伸ばせるよう、経験豊富な講師陣がサポートします。政経の一般入試を検討されている方は、ぜひ一度無料の個別相談にお越しください。

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