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洋々LABO > 大学別情報 > 慶應義塾大学 > 【2023年度慶應法FIT】2022年度入試 B方式総合考査Ⅰの解説

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【2023年度慶應法FIT】シリーズでは、2023年度慶應義塾大学法学部FIT入試を受験する方に向けてさまざまな情報を発信します。
本記事では、2022年度入試のB方式総合考査Ⅰについて解説します。

2022年度の総合考査Ⅰの問題

総合考査Ⅰは例年、図表やグラフなどの資料が提示され、その資料の内容をもとに400字で小論文を書く形式です。2022年度入試も、これまで通り図表グラフ読解の問題が出題されました。
設問の内容は以下の通りです。

1918年から1919年の「スペイン風邪」流行時に、アメリカの4都市(セントルイス、ニューヨーク、デンバー、ピッツバーグ)で実施された公衆衛生対策と、週ごとの超過死者数(平時以上の死者数)を表した図を示し、公衆衛生対策とその効果について、用語の解説を参考にしながら図からわかることについてまとめることを求めました。
(2022年度 FIT入試第2次選考概要(B方式)より)

回答の際に意識したいこと

事実と解釈を分けて書く

総合考査Ⅰでは、図表やグラフなどから客観的に読み取れる情報と、その解釈の両方を書く必要があります。その際注意したいのは、「事実」と「解釈」を明確に分けて書くことです。

「事実」は文字通り、誰が見ても同じように読み取れる情報のことです。図表やグラフで示されている事柄の内容について、具体的に示します。大まかな傾向や顕著な変化など、特に目立つ部分を取り上げるとよいでしょう。今回の設問では4つのグラフが提示されたため、4つのグラフすべてに触れ、1つのグラフにつき最低1つ事実を抽出します。

「解釈」は、提示された図表やグラフの「事実」に対して「なぜこのような結果になっているのか?」という自分なりの考えです。「解釈」を「事実」であるかのように書かないよう注意しましょう

資料同士を関連付けて解釈する

今回の問題のように、資料が複数提示された場合は、それぞれの資料の事実抽出と解釈だけでなく、資料同士を関連付けた解釈が書けると、より深い考察になります。そのため、個々の資料の事実抽出と解釈の構成を考える際も、あらかじめ関連付けることを視野に入れて、書く内容を決めるとよいでしょう。

必要文字数を満たす

指定字数は400字以内のため、8割である320字は必ず超えるように書きましょう。指定字数の半分を切ると大幅な減点となるため、注意が必要です。

事実抽出と解釈で書く場合は、それぞれを概ね200字ずつで構成するとバランスの良い回答になります。抽出した事実に関しては、必ずすべて解釈を添えることを忘れないようにしましょう。

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