自己推薦書（A方式）の作成：慶應法FIT入試2024年度に向けて
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慶應法学部FIT入試A方式においては志望理由書とは別に自己推薦書の提出が必要になります。自己推薦書には自己推薦書[I]、自己推薦書[II]の2種類があります。いずれも手書きの書類ですが、自己推薦書[II]はパワーポイント等で作成したものを貼り付けることも可能です。
慶應法FIT入試 自己推薦書[I]の作成
FIT入試の出願書類に含まれる自己推薦書Iには中学卒業後の特記すべき活動を記入します。
該当する出願資格と資格事由
自己推薦書IはA4 1ページの書類ですが、上部に出願資格の該当するものにチェックする欄と該当すると自己評価する理由を書く欄があります。
出願資格は以下の(a)～(f)から選びます。複数チェックすることも可能です。
出願資格(3)
(a) 日本語以外のさまざまな外国語の学習に熱心に取り組み，かつその成果を検定試験などで証明できる者。
(b) 文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証明できる者｡
(c) 学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し，そのことが何らかの形で証明できる者｡
(d) ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い，その実績を示せる者｡
(e) 国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み，その実績を示せる者｡
(f) 入試科目に限らない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを示せる者｡
(g) その他の分野で，自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明できる者｡
（慶應法FIT入試2023年度募集要項より）
出願資格を選んだらそのように自己評価する理由を書きます。複数チェックを入れる場合は、それぞれの評価の理由を書けるといいでしょう。それなりに説得力のある理由を書くに越したことはありませんが、いずれも客観的な基準が示されているわけでなく、自分で資格があると思えば、自信を持ってその理由を書きましょう。
活動報告
活動報告は全部で22行あります。西暦年、月、学年、年齢とともに活動内容を記します。別添資料がある場合は資料番号も記入します。中学卒業後の活動のみ書くことができます。
活動内容を書く欄が小さいので端的にアピールできるような書き方を心掛けましょう。また、ぱっと見でも誤解されにくいようにしましょう。審査する人がじっくり読んでくることは期待せず、全体をイメージで捉えてもらう、くらいの感覚がちょうどよいかと思います。ただし、気になったところは精査される可能性も十分にあるのでじっくり読まれても大丈夫なように正確な記述も同時に心掛けましょう。量より質の方が大事ですが、できれば半分の欄は埋めたいところです。
別添資料
自己推薦書[I]には資料が添付できます。以前は量に制限なく資料を送れましたが今は活動報告に添付できる資料はA4片面10枚以内と決まっています（量より質、ということですね）。証明書類は原本が基本ですが再発行が不可能な場合やA4よりサイズが大きい場合はコピーでの提出も認められます。募集要項には別添資料の余白、資料番号、綴じ方が記載されているので必ずその指示に従ってください。
慶應法FIT入試 自己推薦書[II]の作成
自己推薦書[II]には自己推薦書[I]の活動報告にのっとり「あなたがいかに魅力的な人物であるのか」をA4 2ページの中で自由に描きます。
手書きでももちろん大丈夫ですがパソコンで資料を作成し印刷したものを貼り付けることも可能です。「自己推薦書[I]の活動報告にのっとり」とあるので基本的には中学卒業後の活動に基づく資料になるかと思いますが、「自由に表現」とあるので大学入学後の抱負や将来のことについて触れるのもありだと思います。自己推薦書[I]同様、ぱっと見でも伝わるし、よく読んだらもっと伝わる、という内容にできるとよいかと思います。
関連リンク
慶應義塾大学学部入学案内 – FIT入試：法学部
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/examinations/ao-law/
洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士（MBA）。
