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洋々LABO > 大学別情報 > AO入試は、準備に4ヶ月、志望理由書執筆は2ヶ月!?成功するためのタイムスケジュールを大公開!

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「AO入試の準備にはどのくらいの時間がかかりますか?」

これは、洋々が最もよく受ける質問のひとつです。「AO入試は志望理由書を書いて必要書類を用意するだけだから、1〜2ヶ月もあれば間に合うんじゃない?」と思われがちですが、実は、AO合格のためには半年もの時間が必要であることをご存知でしょうか?

書類締切までのスケジュール管理は、AO入試で合格するために最も大切な準備のひとつ。ヌケモレのない対策をするためには、締切から逆算をして、いつどのような準備が必要であるかを知っておく必要があります。
本記事では、AO受験生が陥りがちな「下準備の落とし穴」と、半年間の準備期間を有効活用するためのスケジュールをご紹介します。

志望理由書は「考えて書くだけ」ではない

AO入試のスケジューリングで多いミスのひとつに「締切までに必要な作業と時間の全体像を把握していない」というミスが挙げられます。
実は、志望理由書を書きはじめるためには、以下のようなステップをたどる必要があるのです。

このなかでも特に時間をとられるのが、1番目から3番目にかけての「リサーチ」と「洗い出し」。特に志望校の候補が2校以上になると、それぞれの大学の特色やカリキュラムの特徴、どのような教授がどのような研究をしているかなどの細かいところまでを含め、リサーチに膨大な時間が必要となります。

同様に、「目的の洗い出し」もそう簡単ではありません。AO入試を受けるのであれば「なぜ自分はこの大学に進学しなくてはならないのか」を、誰もが納得できる形で志望理由書や面接でアピールする必要があります。そのために大切なのは、先鋭化された自分だけの「なぜ」を掘り起こすことであり、これは自分ひとりの力だけではなかなか難しいことも。対話や質問を通して、あらゆる角度から「なぜ」を深めるために、友人や学校の先生、親に話を聞いてもらうだけでなく、予備校をうまく活用することも検討しましょう。

準備4ヶ月、執筆2ヶ月?具体的なタイムスケジュールを公開します

それでは早速、志望理由書の完成までに必要となるアクションを具体的なタイムラインに沿って見てみましょう。

将来像の設計と、現実とのギャップの認識(およそ1ヶ月以上)

「大学に入ってから、そして卒業した後、自分はどのような人間になっていたいのか?」これはAO入試にかかわる書類を用意する上で、最も重要な問いとなります。大学によっては志望理由だけでなく、「在学中にどのようなことを学びたいか」や「卒業後の目標や進路についてどのように考えているか」を訊いてくる大学も。

「なぜ、この大学に入りたいのか」は「この大学で学ぶことは、自分の将来の姿にどうつながるのか」とも言いかえられます。具体的に「将来はこうなりたい、こんなことがしたい」が見えてきたら、次は「なりたい・したい」と今の自分のギャップを認識するフェーズ。理想を達成するために、今の自分に足りないものは何なのか。足りないものを手に入れるために、大学という場所をどう利用したいのか。これらが志望理由の大切な軸となります。

志望理由書ドラフトの作成(1ヶ月)

「ドラフト」とは下書きのこと。先ほど考えた「理想の将来像」をベースとして、その大学で何をしたいのか、どのような経験を求めているのか、自分がそう考えるようになったのはどのような背景があって、どのような課題意識からそうなりたい・したいと考えるようになったのか。順を追ってこれらを読み手に説明する必要があります。

具体的な書き出しとしておすすめなのは

「私は将来◯◯を目指している。そのために、貴学でXXを学び、〜〜な人間になりたい。」
「10年後に◯◯を成し遂げるために、貴学△△学部でXXを学び、〜〜したいと考え、貴学を志望する。」

のように、一文目で「こうなりたい・これがしたい」を提示してしまうこと。慣れないうちはすこし大げさに感じてしまうかもしれませんが、まずは基礎的なこうした書き方の型を身につけ、最終調整でアレンジしましょう。

将来の姿や成し遂げたいことを冒頭で示したら、そこからは以下のような順序で文章を組み立てていきます。

ここで大切なのは、大学を志望する動機と、課題意識が結びついていること。その大学に行けば、自分が感じている課題を解決する手がかりが得られると考えるのはなぜなのか、そこに具体性を持たせることで、非常にオリジナリティと納得感の高い志望理由書になります。

ドラフトの突っ込みどころを見つけ、それを解消するためのリサーチ(2ヶ月)

一度全体を通したドラフトを完成させられたら、ひとまず志望理由書を本格的に完成させる大きな一歩を進めたことになります。しかし、安心するのはまだまだ。仮完成したドラフトには、きっと「突っ込みどころ」がたくさんあるはずです。

「自分のしたいことは、本当にこれでいいの?」「この『したいこと』は、この大学じゃなくてもできるのではないか?」「この課題意識は、もっと深くまで掘り下げられないだろうか?」
多くの受験生は、こうした「書いてみて初めてぶつかる壁」にぶつかります。しかしそれは、前進している証拠。ここでつまずいたら、ぜひ友人や家族、先生、予備校に相談をしてみてください。そこで生まれた疑問を解消し壁を壊すために、ひたすらリサーチを重ねましょう。

その結果、中には志望理由書のドラフトを書き上げたあとに志望校が変わる人や、志望動機を大きく見直す人も。しかし、変えたことでより正直な気持ちに近い志望理由書が書けるのであれば、恐れずそのまま突き進んでみることをオススメします。

文章の精度を上げる(およそ2ヶ月)

「突っ込みどころを見つけてリサーチ」を繰り返し、内容そのものがブラッシュアップされたら、あとはそれを文章に落とし込んでいきましょう。もちろん、志望理由書を書くには一定水準以上の文章力が必要になります。

文章力とは、文全体を構成する力や、情報を取捨選択する力、わかりやすい表現をあてはめる力など、さまざまな要素で構成されています。これらを効率的に身につけるため大きな助けとなるのが、予備校での密なサポートです。「これまで文章を書いたことがなく、書き方について何から勉強をして良いのかわからない」という人は、ぜひ活用を検討してみてください。

予備校の選び方の記事はこちら!
AO入試対策の予備校選びでおさえるべきたったひとつのポイントとは?(前編)
AO入試対策の予備校選びでおさえるべきたったひとつのポイントとは?(後編)

おわりに

「部活や課外活動が忙しくてなかなか準備に時間を割けない!」という人こそ、早め早めにすこしずつ時間を作って準備をすることが肝要。AO入試のための準備はどれも長い時間がかかるものばかりなので、直前での詰め込みで書き上げるのではなく「早めに少しずつ」スタイルで始めたほうが、合格まで無理のないスケジュールで走り続けやすいのです。

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