第122回:プレゼンテーション技法(その1)

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 SFCが誇る人気授業のひとつ、「プレゼンテーション技法(通称:プレ技)」。
この授業では、以下のような能力の向上を目的に構成されている。

(1)自己概念を分析し、自分らしい表現の仕方を知る
(2)他社の行動の特性を知り、相手に合ったプレゼンテーションのストーリー作りが出来る
(3)聞き手の反応をちゃんと見て、受け入れて、臨機応変に且つ双方向なコミュニケーションをとりながらプレゼンテーションを行うことができる
(4)言葉以外の技法(バーバル&ノンバーバルスキル)を活かして共感を呼ぶプレゼンテーションを行うことができる (5)印象深く、長く記憶に残すことが出来るための視覚資料が作成できるようになる
上記のスキルを向上させることによって、目的の明確なプレゼンテーションを行うことが出来ることをめざします。
(以上、シラバスより)

 プレゼンテーションを、一方的に話す「スピーチ」とは異なる「コミュニケーション」として捉え、そのために必要な能力を身につけていく。
会社の会議、学校の授業、その他プロジェクトの発表の場・・・プレゼンテーションを行う機会は多い。特にSFCにおいては、俗にいう「座学」スタイルの授業ではなく、積極的にグループワークを行い、学生側からも発信していくスタイルの授業が多く設置されている。つまり、プレゼンテーションは必要不可欠なスキルであると言っても過言ではない。

では具体的に、どうすればプレゼンテーションはうまくなるのか。これについては、頭を悩ましている人も多いだろう。人前で話す練習をしたり、経験を多く積んだりしたからといって、急にうまくなるものでもない。
そこでこの授業では、そういったスキルを「遊びながら」習得していく。毎週の90分間を楽しんでいるうちに、自然とスキルが身についているのである。そんな「ウマイ話」が、本当にあるのだろうか・・・?

 次回以降、詳しい授業内容について紹介していこう。

慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅