早稲田国際教養(SILS)2013 年度 AO 入学試験(4 月入学・国内選考)の変更
早稲田大学国際教養学部は2013年度のAO入試(2012年秋実施)の内容を変更することを発表しました。
主な変更点は以下です。
1. 面接の廃止
2. 筆記試験時間の短縮(150分→120分)
3. 英語能力試験結果提出の義務化
まず一番大きい変更は面接の廃止だと思います。昨年まではNative Speakerと日本人の2名により面接が英語で課されていました。それほど突っ込まれたことは聞かれない試験ではありましたが、英語で話す機会の少ない受験生には敷居の高い審査だったと思います。これがなくなることで心理的に受験しやすくなる人も多いのではないでしょうか?
SILS AOの特徴だったタフな筆記試験時間の短縮も受験生の心理的な負担を緩和するのではないでしょうか?今までと同じような形式の問題がでるのか、今年から試験内容ががらりと変わるのかはわかりませんが、時間が短くなることで心理的に少しは楽になりそうです。
英語能力試験結果は従来と同じ以下が対象となります。
TOEFL iBT・CBT・PBT(TOEFL-ITP も可)、TOEIC(TOEIC-IP も可)、IELTS(Academic)、実用英語技能検定(英検)、ケンブリッジ英語検定(EFL Exam、ESOL Examいずれも可)
これらの結果の提出の義務化は面接と筆記試験時間短縮の代わりということでしょうか。
いずれも選考の負荷を軽減する方向の打ち手になっていますね。2011年度から志望理由書の量がそれまでの1000 wordsから600 wordsに減ったことに引き続いて、選考内容の簡易化を進めているようです。
TOEIC、TOEFLなどの英語能力試験やセンター試験をうまく利用して選考を効率的にやることは大いに賛成です。しかし、志望理由書や面接という核になるところまで削っていくと一般入試とどう違うのか、ということになりかねません。英語だけできればいいのかという話にもなります。是非独自の選考方法をもつ大学学部の先駆者の1つとして、アドミッションポリシーに掲げる学生の選抜をする方法を今後も検討し続けてもらいたいものです。
洋々の早大国際教養AO入試4月入学国内選考対策
http://you2.jp/ao/sougou_plan_06.htm
2013 年度 AO 入学試験(4 月入学・国内選考)の変更について(早稲田大学国際教養学部)
http://www.waseda.jp/sils/jp/common/pdf/ao_4_Announce/2012_Announce_2013AOKokunai.pdf
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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。