早稲田政経グローバル入試と早稲田国際教養AO入試の併願について
早稲田大学国際教養学部には7つのクラスターが設置されていますが、そのうち社会科学系の「Economy and Business(経済・ビジネス)」または「Governance, Peace, Human Rights and International Relations(政治・平和・人権・国際関係)」に興味を持っている方は、政治経済学部と迷うところだと思います。早稲田の政治経済学部には政治学科、経済学科、国際政治経済学科と3つの学科がありますがそれぞれ上記の国際教養のクラスターと重なる部分が小さくありません。英語での授業や海外留学の必修をどう考えるか、分野を絞って学ぶか、それとも、幅広く学ぶか、等、考えるべきポイントはたくさんありますが、両方受験して合格してから考えるという方法ももちろんあるかと思います。
一般入試での併願はもちろん可能ですが両学部にはAO入試がありそちらでの併願も可能です。日本の高校を卒業予定の方、あるいは、すでに卒業されている方が対象の国内入試について政治経済学部と国際教養学部のAO入試を併願する際のポイントをまとめてみました。
早稲田政経グローバル入試と早稲田国際教養AO入試の併願のポイント
出願書類について
早稲田政経グローバル入試においては活動記録報告書という書類がメインの書類となり、ここにこれまでの活動内容、活動を通して学んだこと(400字以内)、活動を今後の勉学と将来にどう活かしたいか(400字以内)を日本語で記します。一方で早稲田国際教養AO入試では、英語で600 wordsの志望理由書がメインの書類となります。形式、言語の違いはありますが、分量的には同じ程度で、上記の社会科学系のクラスターを選ぶのであれば、内容としてもある程度同じようなテーマで書けるのではと思います。
英語の資格について
早稲田政経グローバル入試においてはTOEFL、TOEIC、IELTSのいずれか、早稲田国際教養AO入試においてはTOEFL、TOEIC、IELTS、英検のいずれかの資格が必要になります。英検以外の3つであればいずれにも出願することが可能です。いずれの学部もスコアの下限は設定していませんが、TOEFL iBTで70点、TOEICで700点、IELTSで5.5、英検準1級程度は欲しいところです。合格者の平均点はいずれの学部もさらに高い点数になっているかと思います。
試験について
早稲田政経グローバル入試では1次で日本語の論文審査、2次で面接審査が課されます。早稲田国際教養AO入試においてはCritical Writingという英語ライティング(日本語で書かせる問題もあり)の試験が課されます。筆記試験の形式は大きく異なりますが自身の意見を根拠とともに示すという部分においては共通の部分もあり両方の対策をすることで相乗効果が見込めます。
日程について
早稲田政経グローバル入試は8月初旬に出願、9月初旬に筆記試験、9月半ばの1次発表を経て、9月末に2次試験、最終発表と続きます。一方で早稲田国際教養AO入試は9月半ば出願、10月末に筆記試験、11月後半に結果発表という予定になっています。9月は政治経済学部筆記試験、国際教養学部出願、政治経済学部2次試験と忙しくなりますがそこまで無理なスケジュールにはならないかと思います。
以上、審査の内容やスケジュールを考えると比較的併願をしやすい組み合わせなのではないかと思います。
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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。