スポーツの実績をアピールして早稲田大学に行く
どの大学学部でもAO入試・推薦入試においてはスポーツでインターハイ出場等の実績があると有利になりますが早稲田においては特にスポーツ科学部、社会科学部、教育学部の自己推薦入試において実績をアピールやすくなっています。審査の内容的にも日程的にも併願しやすくどうしても早稲田でやりたいスポーツがある方はこの3つの学部すべてを受けることも珍しくありません。
早稲田のスポーツ科学部にはオリンピックや世界選手権に出場するようなトップレベルの選手向けのトップアスリート入試や体育会の推薦が必要なスポーツ推薦入試もあります。トップアスリート入試では毎年5名から10名程度、スポーツ推薦入試では80名から90名程度の合格者を出しています。ただし、これらの入試においては全国でも上位の結果を出すことが求められます。
国際大会で結果を出したり体育会で活躍したりすることが求められる上記の入試と比較して、実績の条件がそこまで厳しくないのがスポーツ科学部のスポーツ自己推薦入試、社会科学部の全国自己推薦入試、教育学部の自己推薦入試です。この3つの学部の自己推薦入試において実績は高校時代頑張ったこととして大いに評価されますが入学後そのスポーツで活躍することが求められるわけではありません。むしろ、それぞれの学部で何を学ぶかが明確であることが求められ、入試においては書類、筆記試験、面接を通してそれぞれの学部で学ぶ適性があるかが審査されます。
以下、スポーツ科学部のスポーツ自己推薦入試、社会科学部の全国自己推薦入試、教育学部の自己推薦入試のそれぞれの特長を比較してみたいと思います。
出願要件
いずれも評定平均の条件があります。スポーツ科学部は3.5以上、社会科学部と教育学部は4.0以上という条件があります。教育学部には学科・専攻・専修によって他の条件を課しているところもあります。スポーツの実績を活かして出願する場合、スポーツ科学部は「全国大会出場等の優秀な競技成績」、社会科学部は「都道府県以上の大会・コンクール・展覧会などにおいて優秀な成績を収めた者」、教育学部は「都道府県以上の大会等で優れた成績を挙げた者」を条件と課しています。ただし、いずれも「等」「など」でぼかしており実績についてはそこまで明確な基準にはなっていません。
書類
早稲田スポーツ科学部スポーツ自己推薦入試の書類は基本的に高校時代の実績を書く欄があるのみで志望理由書や自己推薦書のような文章を書くスペースはありません。一方で教育学部、社会科学部においてはそれぞれ800字の志望理由書を提出する必要があります。もちろん教育学部、社会科学部においても実績を書くスペースは十分に用意されています。
筆記試験
3学部とも小論文の試験があります。小論文と一言でいっても教育学部においては学科ごとに試験が異なり、たとえば英語英文学科では英語ライティングの問題が出されることもあります。スポーツ科学部では例年スポーツに関連する課題文に対して800字以内で自分の意見を書く形式、社会科学部では1文か2文の短い課題(高度情報化社会の長所と短所、等)に対して800字以内で自分の考えを述べる形式の出題となっています。
面接試験
面接の試験があるのも3学部の自己推薦に共通です。いずれもその学部でなければいけない理由を明確に伝える必要があります。教育学部は学科によって英語で質問されることもあります。
試験日程
3学部とも10月初めに出願締切があり、11月半ばから後半にかけて2次選考があります。時期的には重なりますが例年2次選考の日程は異なり、たとえば2017年度入試ではスポーツ科学部は11/12(土)、社会科学部は11/20(日)、教育学部は11/27(日)に実施されました。
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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。